神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

芹沢博士の故郷は広島

 レジェンダリー版『GODZILLA』2部作で渡辺謙が演じる芹沢猪四郎博士は、勿論『ゴジラ』(本多猪四郎監督 1954年)の芹沢大助博士(平田昭彦)とは直接関係のない設定だ(と思う)。それというのも、彼の父親の名は「芹沢英二」なのだそうだ。

 芹沢博士の名前を往年のゴジラ始め東宝特撮映画のメイン監督・本多猪四郎監督の「イシロウ」にしようと渡辺謙が提案したのは有名な話しだ。これで行くと彼が演じる芹沢猪四郎の父の名を、特撮の父・円谷英二御大から拝借したのも、結構渡辺謙だったかも知れない。

 そんな訳で、戦時中従軍し、そこで片目を失うほどの負傷を負った芹沢大助と異なり、猪四郎の父の英二の方は、猪四郎の年齢から察するに、もしかしたら青少年の年齢で終戦を迎えていたのか知れない。その証拠に、彼は父の形見として、8時15分で止まった懐中時計を『GODZILLA』で米海軍提督に見せている。それですっかり彼の父は原爆によって被爆死したのだと思い込んでいたが、今回『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のwikiを読んで、彼の父・英二はゴジラの研究者であり、その意志を継いで彼はゴジラを研究・調査しているという設定になっていた。そうなると、被爆体験が父・英二を“原爆の申し子”ゴジラの研究に突き動かした、という動機が考えられる。

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 いずれにしても、この「芹沢博士被爆二世」説が、少なくとも陽気な怪獣プロレスに為りかねない(個人的にはそれもOKだが……)ハリウッド版『GODILLA』に大切な“重い影”を投げかけたのは事実だ。それ故、芹沢博士にはまだまだ活躍して欲しかった……って、これってネタバレ?ヾ(--;)



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