節分雑感
今日は節分。節分といえば鬼。鬼といえば……
これしかないですね(;^_^A ホント、今の世の中右を向いても左を向いても、「渡る世間は鬼ばかり」……節分の豆なんていくらあっても足りぁあしませんぜ……ヾ(ーー )
「鬼」といえば、どうしても思い出すのが邦画『地獄』3作品。1960年の新東宝・中川信夫版に1979年の東映・神代辰巳版、そして1999年・石井輝男版が“20世紀の徒花”として制作された。流石に“地獄”をテーマにしているだけあって、その世界観はどれも凄惨かつ陰惨。それでも人間の邪悪さを追求した中川版に、人間の輪廻天領を含む因果情念を描いた神代版、現世に起こった悪事を徹底的に糾弾した石井版と、その演出法はまちまちで、この3作品を並べてみることは非常に興味深い(尤も神代版はDVD化されていないかもしれないけど……)。
これらの映画を観ると、心底から「絶対地獄には堕ちたくねぇ」って思うけど、米国の“花札”野郎とか、我が国のABESHIなどの所業を観ると、「やっぱり地獄がないとうかばれねぇ」なんて考えてしまう。そうでないと清く正しく生きて、かつ虐げられている人々が浮かばれないよ……
てなわけで、“抑止力”としての「鬼」「地獄」の存在が必要! なんて思うけど、本当は楽しく豆をまいて無病息災を願う方がよっぽど性にあってるわけで、出来れば心中穏やかに、今日という日を迎えられたらいいな、って考えるね(;^_^A
本当は「鬼」なんて映画の世界だけで十分、なんて思ってるヾ(ーー )