神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『時をかける少女』のエンディング

 私が初めて「アイドル映画」なるものに思いを馳せたのが、実は原田知世主演の『時をかける少女』だったりする(;^_^A  その影響からかいい年扱いて小泉今日子の『生徒諸君』とか、斉藤由貴の『雪の断章~情熱~』とか、少女隊の『クララ白書』とか、菊池桃子の『テラ戦士ΨBOY』とか、足繁く通って見入ったものだ(同系列の富田靖子『アイコ十六歳」はTV放映を録画して何度も何度も何度も……観た)。

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 広島の地で自主映画制作を始めたのも丁度その時で、当時傾倒した大林宣彦監督作品と共に、これらのアイドル映画が、今日まで続く映画制作に多大な影響を与えたのは確かだ。今は“広島発ヒロインアクションムービー”を撮っているけれど、これも実は“アクション”よりも“ヒロイン”“アイドル”映画の流れを持っているかもしれない。そう思えば納得いくかな?(;^_^A

 ところで、そんな映画制作において、一度はやってみたかったのは、この『時をかける少女』のエンディング。あらゆるロケのシチュエーションで主人公・芳山和子役の原田知世が、その場面毎の登場人物を交えて、歌詞のフレーズを奏でる。ともすれば映画世界の虚構をぶちこわす演出なんだけれど、これを“カーテンコール”と考えたら実に心地よい。他にも、かつて横川シネマがピンク映画館だった時代に公開された、巨匠・渡邊元嗣監督の逸品『女痴漢捜査官 お尻で勝負』でも、『時かけ』のオマージュかパロディーか、エンディングで登場人物が奥村チヨの『恋の奴隷』を“歌リレー”するシーンがあって、『時かけ』の浸透度が図り知られるわけだが、私も実は『天使諜報★神宮寺真琴~シンデレラの懸賞金~』の元ネタとなった、全く別キャラの長編企画『シンデレラの懸賞金』で主人公の“レイラ”にピンクレディーの「SOS」を同様のシチュエーションで“歌リレー”させようと考えていた。もっとも企画自体頓挫してしまい、その14年後に企画のみ『神宮寺真琴』シリーズの1本として日の目を見ることになったが、肝心の“歌リレー”にまでは至らなかった。


 それ故、今でいえば「逃げ恥ダンス」のようなエンディングの“歌リレー”を何はともあれ実現したいと考えている。

 とにかく楽しい映画を撮るのが使命と考えているので、近いうちに頑張りたいと考えている(;^_^A