神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

2016年、感謝の30&10

 今年もあと1日を残すのみとなりました。先日は「広島のこの一年」という意味合いでブログを書きましたが、今回は私及び私の身の回り、特に広島のインディーズムービーに関わる部分での総括をしてみたいと思います。

 地方の大学生時代から映画制作に関わり、最終学年で2本の作品を演出し、就職のため帰広したのが1986年4月。その時の赴任先の縁で広島でも映画制作が実現し、最初の広島作品を撮る際に、まだ個人レーベルながら屋号を「イチヱンポッポフィルム」と名づけました。これは当時、大林宣彦監督の作品に憧れ、たまたま尾道出身の同級生を制作現場に誘ったとき、彼の口から『さぼしんぼう』に印象的に登場する福本渡船の地元でも愛称が「一円ぽっぽ」だと聞き、「これはいただき!」とばかり名前を拝借した、というのが真相です(;^_^A 当時は大林監督の作品にあやかろうと、ファンタジー色の強いものばかり撮っていたのでこの名称でも良かったのですが、ここ近年の作風を考えると、結構違和感があるでしょうね(;^_^A

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このテロップのデザインの元ネタ、分かります?(とある脚本界の巨匠が撮ったトンデモ映画に出てきます)

 さて、そうやって「イチヱンポッポフィルム(IPF)」を立ち上げてから、今年はちょうどキリのいい30周年目でした。団体自体はその後メンバーも加入して文字通り“団体”となり、当団体で監督を務めたのが私を含め計15名、ラインナップも全41作にも上りました。また2006年からは“広島発ヒロインアクションムービー”なるシリーズを立ち上げ、こちらの方もちょうど10周年を迎え、且つラインナップのうち7作品を数えるようになりました。

 私の活動とこのIPFの活動はリンクする事が多いので、順を追って今年の総括をしていくと……まず1月初旬の『電光石火☆八城忍』の封切上映が挙げられます。年始で多忙な時期にもかかわらず、80名以上の観客に恵まれ、舞台あいさつも主演の香川美夏嬢を始め多数参加し、非常に華やいだいい上映会でした。続いて2月には早くも次回作『学園特捜☆伍代聖羅~戦士の休息~』がスタートし、僅か3日の日程でその月内にクランクイン・クランクアップまでこぎ着けました。そして3月には「ひろしま映像ショーケース」(広島市映像文化ライブラリー主催)にて『~八城忍』の再上映と、2015年度内の3が月はまさに映画三昧の時期でした。

 年度が替わって5月には山口望監督3年越しの作品『ビターズエンド』が遂に完成お披露目を果たし、9月には『天使諜報★神宮寺真琴』の2作品(『狙われた生徒会長』『市民の敵は場外へ飛ばせ!』)と『特命探偵☆葛城アキ~郷土の怒りをぶちまけろ~』がオファーを受けて、初めて北陸・石川県金沢市で開催されたイベントで上映されましン性。また10月の「新宿アクション映画祭」において、最新作『学園特捜☆伍代聖羅』が地元広島に先駆けて“ワールドプレミア”公開を果たしました。

 そんな2016年の掉尾を飾ったのが、去る11月27日に“映画館”横川シネマ!!にて開催した「広島発ヒロインアクションまつり2016」です。このイベントでは『令嬢探偵★モロボシアイ』『~市民の敵は場外へ飛ばせ!』『~八城忍』といった旧作に加え、東京シネマペロさんの稲葉司監督による3作品『ベビーフェイス』『一文字沙也加』『アイドルスナイパー2 ダークリベンジ』を招聘し、最後に最新作『学園特捜☆伍代聖羅』を地元初公開す、というラインナップで、『天使諜報★神宮寺真琴』の山田明奈嬢(神宮寺真琴)・藤岡真由子嬢、『電光石火☆八城忍』の香川美夏嬢、そして『学園特捜☆伍代聖羅』の山内美紗希嬢(伍代聖羅)といった新旧ヒロインが舞台あいさつに集結し、そこに『アイドルスナイパー』シリーズの星野佳世嬢(マネージャー麻宮咲)よ『伍代聖羅』で映画初出演を果たしたロコドルのI LOVE U@あいり嬢も加わり、MCも務めてくれたここ最近の広島・東京のヒロインアクションの常連となったJAYさん始め若手実力派男優と共にイベントに華を添えてくれました。観客も過去最高数の人数(三桁!)に恵まれ、成功裡に終了すると共に、目前に迫った31周年の2017年に向けていい弾みになったと思います。

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これだけのメンバーが一堂に会したなんて……感激!(^^)

 2017年の抱負を語るにはあとう数十時間「鬼が笑い」ますが、“広島バブル”同様、気を抜いて足下を救われないよう、精進していきたいと考えています。

 この2016年、皆様大変お世話になりました! 有り難うございましたm(_ _)m