真野響子 その聡明な「お色気」
昨晩UPした『それ行け!カッチン』ネタで、おそらく最高の1日216アクセスもいただきました。同ドラマのファンは、未だに結構いらっしゃるのかも知れませんね
さて、その『それ行け!カッチン』で、カッチンの小学校の教師・森村英子役を務めた真野響子。まだ若年の多感な時期に、彼女の存在は、今まで敬愛していたアイドルとは違う、“大人の女性”を初めて意識させてくれた。別に官能的なシーンが(当然ながら)あるわけでもないのに、幼心ながら、ただただ胸をときめかせていたことを、甘酸っぱく想い出す
そんな“お姉さん”真野響子を、次に見たのが、その僅か1年後、同じTBS系の土曜10時ドラマ『三つ首塔』だった。ご存じ通り、当時の土曜日夜は、『Gメン75』から『横溝正史シリーズ』へと続く"黄金時間帯"。10時台のこのコーナーも、角川映画第一弾として大ヒットした『犬神家の一族』を皮切りに、古谷一行演じる名探偵・金田一耕助の活躍を、独特の耽美な映像で描き、おどろおどろしい茶木みやこのエンディングソングで締める、とても気に入っていたシリーズだった。
さてくだんの『三つ首塔』だが、シリーズの中でもエロティック度が格段に高い回だったと思う。謎の男として登場する黒沢年男に翻弄される主人公が真野響子の役回りだったが、いきなりの陵辱シーンといい、いかがわしいショーへ誘われる場面といい、飽くまで清楚さを貫く真野響子が痛々しくも艶めかしく、『それ行け!カッチン』の聡明で明るい森村先生のあまりの変貌振りに、とてもドキドキしたものだった。もっともストーリー自体やクライマックスのシーンなど、あんまり覚えていないけど……