『アイドルスナイパー』検証② by ヒロインアクションまつりin東京

　『アイドルスナイパー』シリーズの面白さの１つに、“アイドルスナイパー”の称号が連綿と引き継がれていく点がある。あたかも東映実写ドラマ版『スケバン刑事』シリーズで、初代（斉藤由貴）の名称である「麻宮サキ」が、２代目の五代陽子（南野陽子）や３代目の風間唯（浅香唯）に襲名されていくようだ（但し、『アイドルスナイパー』の１エピソードでは、黒泉響子《クロキョー》を亡き者にして、自ら２代目襲名を画策する「ビキニスナイパー」が登場するが……）。その栄えある２代目アイドルスナイパーを襲名したのが、一文字沙也加（吉水翔子）で、彼女の活躍を描くのが、シリーズ第３弾『アイドルスナイパーＮＥＯ』である。

　この新シリーズの特徴は、前作のクロキョーが謎多きヒロインだったのに対し、『～ＮＥＯ』直前の『一文字沙也加』『アイドルスナイパー２ダークリベンジ』において、一文字沙也加の人となりと、彼女がいかにして「アイドルスナイパー」の称号を手にするかを克明に描いてる点に尽きる。セーラー服姿の一女子高生にすぎなかった沙也加が、内に秘めていた潜在的な戦闘能力を、父親の非業の死と、自らの生命の危機によって一気に覚醒させ、一撃必殺のスナイパーとして成長を遂げるのである。しかも、誤解（策略）からクロキョーを父の敵とつけ狙うことで図らずも彼女と接点を持ち、最終的には彼女との共闘の果てに「アイドルスナイパー」の称号を継承することになる。その間、最初は剣法にその才能を開花させた沙也加が、やがて狙撃手としてのガンさばきまで会得し、クロキョーを凌ぐ脅威の“殺戮マシーン”へと変貌を遂げていく。

　シリーズを通して、アイドルスナイパーの謎多きマネージャーとして登場する麻宮咲（星野佳世）に、『一文字沙也加』から登場した彼女を支える相棒の滝真治（前田けゑ）を加えた、新たな“アイドルスナイパーチーム”が、一話完結の導入エピソード「vsパンダスナイパー」を経て、次なる「バトルオブプール」からいよいよシリーズ共通の敵・共通のテーマの中で、物語を佳境に誘ってくれる。件の「バトルオブプール」では、シリーズ中の新たなスタートにふさわしい、敵味方入り交じっての壮大且つ過激なアクションが堪能できる。

　そんな「アイドルスナイパーＮＥＯ」の２エピソードが、監督の故郷・広島における先行連続上映以来、ついに帝都・東京で公開される。しかも「バトルオブプール」に至っては、確か東京初公開のはずである。公開日は９月２２日。東京の、関東の、東日本の……否、前回の広島上映を見逃した全国の映画ファン、アクションファン、ヒロインファンは、決してこのチャンスを見逃すことなかれ！！

『ヒロインアクションまつり in 東京』
日時：9月22日（土）開場　13時　開演13時30分
場所：Space emo 池袋 　http://space-emo.com/?page_id=37
入場無料!!（別途ドリンク代500円掛ります）

　2018年3月、広島で開催され大好評を博した「ヒロインアクションまつり2018」が東京で開催。映画上映あり、出演者によるライブありのエンタテインメント祭り。　

　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
★上映作品

1. 『MIDNIGHT』 12分 監督：AKIRA　　 声の出演：佐伯日菜子 星野 佳世 　他

　　　　　　　　　　　　　　　 主題歌・プロデューサー：artegg-yumi
2.『HONEY SCOOPER』 20分 監督：市原剛 出演：石川蓮美 小川輝晃 萩原佐代子　他
3. 『女子高生戦士（JK ファイター）☆英あいり』 55分 監督：胤森 淳 出演：I LOVE U＠あいり 小竹 彩花 　他
4. 『アイドルスナイパーNEO 第１&２話』 40分 監督：稲葉司 出演：吉水翔子 範田紗々 前田けゑ　他

★映画キャスト&関係者による舞台挨拶＆ライブショー

  ライブ出演者（予定）
① 吉水翔子 ②artegg-yumi ③石川蓮美 ④MITON ⑤I LOVE U＠あいり
（ライブ出演者は演者のスケジュールによって変更になる場合もあります。ご了承ください）

★ライブ出演者による物販＆特典会

※①定員になり次第、入場をお断りさせていただく場合もございます。予めご了承ください。
　②ご入場ご希望のお客様は、開場時間の10分前より会場前に整列して頂きます

　③会場内は全面禁煙です。
　④飲食物の持ち込みは不可とさせていただきます。