神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

広島県人=ほっとけん人

 「緑井」「八木」といった、聞き慣れた馴染みある地名が、今やマスメディアの喧噪の中心になっている。おそらく「安佐」を“あんさ”や“やすさ”ではなく、きちんと“あさ"と日本中の人が発音できるようになるんだろう。「可部(かべ)」も「三入(みいり)」も「桐原(とげ)」も「梅林(ばいりん)」も「毘沙門(びしゃもん)台」も「己斐(こい)」も………

 見慣れた風景が延々と全国ネットで垂れ流されている。勿論その情景は信じられないくらい変貌しているが……ほんの十数キロしか離れていないのに、今こうやって“普通”の生活をしながら、この光景をTVで観ているという不条理さ、申し訳なさ、切なさ……

 この間隔を以前も“体感”したことがあったな、って思って、ふと思い出した……91年の「アストラムライン橋桁落下」事故だ。あの場所は当時の職場と実家とのほぼ中心地。インタビューに答えていたのは、いつも進物を買っていたコンビニのおばさんだった。

 それにしても……自宅近くのヘリポートからは、のべつ暇なくヘリが爆音上げて離陸している。おそらくその進行方向は安佐南区八木。救助用のヘリであると祈るのみだが……報道のヘリならば、もう自粛しろ! 別の被災地の空撮なんて観たくもないんだ! 物見遊山の君たちのヘリの巻き上げる爆音が、助けろ求める被災者の声をかき消す……そんな“阪神大震災”の教訓を未だに生かせていないのか! 取材したければ、上目線でゆうゆうとヘリで行くんじゃなく、自分の足で現地に迎え!

 それと、被災者に不躾なインタビューをするな! それと、被災者も律儀にインタビューに答える必要はない。答えてやるから、マスメディアはつけあがるんだ。感情をあらわにして、時には無遠慮なマスコミを恫喝してやればいい。報道をテレビをありがたがってはいけない。彼らは何もしてくれないよ!
 
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 未曾有の事態が起きた広島の地で実施された今日の広島vs阪神戦。恰好の“スイッチ”の入ったマエケンの力投で、絶対勝たなければいけない一戦に勝利。これからも「がんばろう広島」で、ずんずん勝ち進んでほしい。もう理屈ではない。采配でもない。勝って勝って勝ちまくれ! 被害者には絶対カープファンがいたはずだぞ! 次の試合を控えたサンフレッチェ同様、広島に夢を与えてくれ!

 自主映画人に出来ることは何だろう。カープサンフレッチェと違って、元気の出る楽しい映画を作って楽しんでもらう……なんて思ったら、それまやかしだ。東日本大震災で被災した人に「鯉幟を大量に送って元気づける」なんて思いついた輩みたいに、見当違いも甚だしい。それよりも、今はゴム長はいてスコップ担いで現地に向かうことこそ大事であろう。映画人というよりは一人の人間・広島人として……

 だって「広島県人=ほっとけん人」てPRしてるじゃない!