神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

“セーラームーン”沢井美優の華麗なる“糞ガール”

 この件に関しては、触れないわけにはいかないだろう
 
 “ヒロインアクションドラマ”の金字塔として、当時の少女たちというか“大きな男の子たち”の絶大なる支持を受けたであろう、実写版『美少女戦士セーラームーン』。その中で「月野うさぎ」こと、センターど真ん中の「セーラームーン」を演じた沢井美優。この大抜擢で、その後の女優人生は安泰と思いきや、「ジャンボーグA」の立花直樹を筆頭にした“子供番組ヒーロー・ヒロインのイメージ呪縛”に絡め取られたか、その後その名を聞くことはほとんどなかった。
 
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 その間、あろうことかサブキャラのセーラーマーズこと北川景子の大ブレークやそのほかのメンバーのそこそこの活躍、さらに子供キャラだった小池里奈までもが数多のドラマでレギュラーを務めるに至り、“センター”の彼女の忸怩たる思いやいかに? とファンの一人としては心配はつきなかったよ
 
 それが今回の記事。なんと、かの“こってりネチネチどろどろ系”の東海テレビドラマ枠で、「糞ガール」なる素晴らしき呼び名を戴く悪女を演じていたとは……まるでセーラーマーキュリーが洗脳されてダークマーキュリーに化したごとき衝撃だったよ
 
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 これを機に、フレキシブルな女優に転身し、長く長く芸能界で活躍してほしいものだ 
 
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「うさぎちゃん」から「糞ガール」へ……元セーラームーン女優の華麗で過激な転身に迫った!
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131227-00010004-nkcyzo

 ドロドロの昼ドラ『天国の恋』(フジテレビ系)で異彩を放っている「糞ガール」をご存じだろうか?
 
 異母姉であるヒロイン・斎(床嶋佳子)と恋人・潮(内博貴)を奪い合い、恋人には「出て行け、糞ガール!」と罵られたかと思えば、後に潮と政略結婚。しかし、斎との愛を貫くために、妻である自分とは肉体関係を一切結ばない夫を憎み、若い男を寝室に連れ込んだり、義父(神保悟志)を誘惑して義父の子を妊娠したり、義母を「カピバラ女」と罵って暴力を振るったりと、過激な言動は「破壊神」のよう。
 
 きわどい衣装やベッドシーン、過激なセリフも多かったが、その「糞ガール」役を演じているのが沢井美優だということに、さらに驚いた人も多かったと思う。
 
 沢井といえば、なんといっても、実写版『美少女戦士セーラームーン』(2003年~)で月野うさぎセーラームーン)を演じた人。
 
 『セーラームーン』主要メンバーは、一時活動休止していた浜千咲(現・泉里香)を除き、出世頭の北川景子(セーラーマーズ)や、安座間美優小松彩夏など、比較的華やかに活動している人が多い中、主演の沢井は2時間ドラマや刑事ドラマのゲスト出演など、やや地味な役が主流になっていた。
 
 ピュアで素朴で透明感のある「うさぎちゃん」がハマりすぎて、なかなかそのイメージを脱することができないせいもあったろう。だが、そんなピュアな「うさぎちゃん」から「糞ガール」への転身ぶり。どんな心境の変化があったのか?ご本人に聞いてみた。
 
「常にどんな役にも挑戦していきたいので、その役その役で心境の変化はありますが、うさぎちゃんから梢ちゃん(糞ガール)への転身についてとなると、特にありません。梢は、人や生き物などに危害を加えるような激しい役なので、ある意味、決意や覚悟はいつも以上に持ってやっていたと思いますが」
 
 「うさぎちゃん」ファンからの反響はあったのだろうか?
 
「ありました。うさぎちゃん時代からのファンの方々もですが、小さい頃セーラームーンを見ていて、今、中高校生・学生さんの反響も大きかったように思います。透明感も素朴さも持つうさぎちゃんとは、正反対のところにいる梢でしたからね。結びつけるのに多少の時間は必要のようでしたし、ショックを受けてしまった方もいらっしゃるとは思いますが、私はそんなお声もうれしく思います」
 
 『天国の恋』出演により、ブログやTwitterでもコメントが増えたという沢井さん。中には戸惑いの声もあったそうだが……。
 
「反響はうれしく思います。友達も、テレビに映った私の写真をわざわざ送ってきてくれたり(笑)。しかも『びっくりした』『こういう役もやるんだ!』と業界の友達も驚いてました」
 
 かなり過激な衣装やセリフが多いが、抵抗はなかったのだろうか?
 
「初めはありましたね(笑)、といいますか、シチュエーションが普通のドラマとは違うというか……なかなかあるものじゃないと思うんです。そんな中で初めての経験、たくさん勉強になりました。でも、共演者の方々に“思いっきりやればいい”と背中を押して支えていただき、思いのままに梢を演じられたとは思います。正直、初めてのキスシーンやお義母さまに舟盛りやお水をかけるシーンなどは、カットがかかると手が震えました。役作りは監督などと話し合いまして……考えるな……感じろ!! ですかね(笑)」
 
 ちなみに、『セーラームーン』のメンバー同士は、今もブログなどで交流がときどき書かれているように、とにかく仲良し。彼女たちからの反響は?
 
「先日、ちょうど5人集結しました。『すごい役だよねー! 怖い』とか、『頑張ってるねー! 明日が楽しみだよ!!』と、みんな応援してくれていました」
 
 『天国の恋』という作品・梢という役との出会いについて、沢井さんはこう付け加える。
 
「“できないことはない”、その気持ちがさらに強くなりました。『天国の恋』という作品、この役に出逢えたことを、本当に幸せに思っています。どんなにひどい役だとしても、私は梢が大好きですね。そして“普通”という壁(概念)を壊してくれて、自分を大きくしてくれた作品、そしてスタッフさん、共演者のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです」
 
 では、今後やってみたい役などは?
 
「また梢みたいな激しい役も演じたいですね。でも、視聴者のみなさんに共感してもらえる役のほうがいいのかな(笑)。半分冗談ですが、どんな役もやってみたいです。その時その時の役に染まれる女優さんを目指して頑張りたいです」
 
 長年の「うさぎちゃん」の殻を破り、華麗に過激に変身を遂げた沢井美優。新たな「昼ドラスター」の今後の活躍から目が離せない。