神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

広島発ヒロインアクション“千年王国”の野望

 このブログは、古今東西ヒロインアクション”ムービー・ドラマを知りうる限り紹介していく、というテーマで今まで書き続けてきたけれど、そこにはただ単に「ヒロインアクションが好き」というだけでなく、根底には、自ら(そしてサークル)が撮り続けている「広島発ヒロインアクションムービー」シリーズのPRという目的もあった。
 
 また、こうやって過去の“ヒロインアクション”を検証していく行為は、そのまま自分の撮る作品世界に反映させていくことにもなって、私の目指す“80年代東映系ヒロインドラマ”などについて見直したことで、ドラマ展開や劇中の“小ネタ”のアイディアとして随分役に立った。
 
 さて、当サークルが初めてこの“広島発ヒロインアクションムービー”の制作を打ち出したのは2006年。かねてより「自分の手で“闘う強いヒロイン”映画を手がけてみたい」と思っていたが、キャストなどの人選が思うように行かず(というかとても出てくれる子なんていないと思っていたから)、最初は東京のタレントやスタッフを広島に招いての“外注”という形での制作と相成った。それが、宮沢ひなた主演による第1弾『令嬢探偵★モロボシアイ~広島より愛をこめて~』である。
 
イメージ 1
 
 ただこの時は、プロデュースという立場で制作に関わったが、所詮利潤の上げにくいインディーズムービーでは“プロデューサー=スポンサー(出資者)”に過ぎず、そこに限界を感じたたため、今度は“プロデューサー兼監督”という立場で再度“広島発ヒロインアクションムービー”の制作をはじめることとなる。幸い「モロボシアイ」を通じて、地元の映画関係者との交流も深まったお陰で、スタッフキャストの人選も上手くいき、今度は私自身のオリジナルで新たな闘うヒロイン映画を世に送り出した。山田明奈主演の『天使諜報★神宮寺真琴~狙われた生徒会長~』である。
 
イメージ 2
 
 しかも『神宮寺真琴』に関しては、1本だけにとどまらず、丁度旧広島市民球場ラストイヤーに絡めた「市民球場映画祭」企画に乗った『市民の敵は場外へ飛ばせ』、そして過去に書いていた台本の換骨奪胎でもある『シンデレラの懸賞金』と相次いで3作品も制作するシリーズ物へと成長していった。
 
 このシリーズに関しては、まだ満足な動員とはいえないものの、少しずつ“ファン”になってくれる方も増え始め、DVDの販売も順調だ。当初はこの種の映画を誰も見向きもしないと思っていたが、意外にも当団体でも看板企画になっていったようである。
 
 そんな中、当団体ではじめた“広島発ヒロインアクションムービー”の輪に、何と劇場映画『サルベージ・マイス』まで加わってきた。当初は“シマ荒らし”なんて物騒なことを書いたりもしたが、考えようによっては“広島発ヒロインアクション”が大手に認知され、大々的にPRされているわけだから、本当は実に有り難いことだ。またこの“広島発ヒロインアクション”が縁で交流が始まり、また大きなイベントをこの広島の地で開くことになるかも知れない。
 
 現在第5弾となる新シリーズ『特命探偵☆葛城アキ』の制作が進行中だが、いずれは、『神宮寺真琴』『葛城アキ』のさらなるシリーズ化、そしてアクションを更に極めたシリーズや、アクションは薄めでも知恵と勇気で悪に立ち向かうヒロインシリーズなど、いくつかの企画が頭の中で進行中である(笑)。それだけのキャラが揃ったら、当然東映系”「VSシリーズ」(例えば『神宮寺真琴対葛城アキ 広島大決戦』とか 笑)もやってみたい。その為には勿論、当団体や他の広島自主映画監督にこの輪に加わってほしいと願っている。
 
イメージ 3
 
 そうやってこの広島の地に“ヒロインアクション千年王国を設立するのが、今の私の野望である(笑)