神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「合併イーター」vs「合併球団イーター」の日本シリーズ決定

 今日、NPBクライマックスシリーズで、東京ヤクルトスワローズオリックスバファローズが同時に日本シリーズ進出を決定した。まあ、共にリーグ優勝チームだから順当といえば順当なんだけれど、前年最下位同士の組み合わせ、というのがなかなか面白い。

 

 面白いといえば、こんな記事を見つけた。

 

 

 現在の合併球団オリックスバファローズは、まずオリエントリースが阪急ブレーブスを買収して「オリックスブレーブス」となり、続いて球団名(ニックネーム)を改め「オリックスブルーウェーブ」となり、2004年球団再編騒動の発端となった「近鉄バファローズ」との合併によって「オリックスバファローズ」となった。いわば「阪急」「ブレーブス」「ブルーウェーブ」「近鉄」を吸収・消滅させながら今日に至った“合併イーター”だ。

 

 一方、件の記事によると、ヤクルトはかつて「阪急ブレーブス」「オリックスブルーウェーブ」「近鉄バファローズ」と日本シリーズで対戦し、全てに勝利しているそうだ(記事を観て気が付いた)。こちらの方は、「オリックスバファローズ」が“イート”してきた球団を悉く軍門に下した、“合併(させられた)球団イーター”と言えなくもない。確かに「大杉の打球はファールや!」事件や、西本幸雄監督もなしえなかった悲願の近鉄バファローズ日本一の夢の前に立ちはだかったことは今も記憶に残っている(それにしても、近鉄バファローズは「江夏の21球」や「巨人はロッテより弱い!」発言《実際はマスコミの捏造》など、劇的な出来事を残してきた)。

 

 となると、今回の日本シリーズは、“合併イーター”対“合併球団イーター”との決戦となる。果たして、今までのようにヤクルトか返り討ちにするか、それとも“合併”を繰り返してその怨念も背負ったオリックスが今回ばかりは一矢報いるか………

 

 いずれにしても、私にとってはヤクルトもオリックスもどうでもよく、ただただ「バファローズ」という名の球団に日本一になってほしい、ただそれだけである。