神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「ビオランテ」の造形・描写はCG全盛"前夜"の究極の特撮かも!

 最新作『YOSHIKOを探せ!!』が初公開となった「広島殺陣フェス2021」が終了して、その余韻に浸ったまま帰宅し、TVをつけると、CSの日本映画専門チャンネルで『ゴジラvsビオランテ』を放映していた、。あ、そうか、今日は4Kリマスター版の初放映の日だったんだ。録画もセットしておらず……何たる不覚!( ノД`)( ノД`)

 

 しかも既に物語も後半で、クライマックスのシーン、それも"ビオランテ降臨”の辺りだった。でも、それでもやはり、食い入るように観てしまったね(;^_^A

 

 それにしても、4Kのせいか、今回のビオランテは実に鮮明に見えた。もともと全体的に暗いし、ビオランテ自体ごちゃごちゃした怪獣なんで、細部にいたっては今まであまり印象になかった。しかし、今回の鮮明な画面で観て、ビオランテの造形の妙、描写の妙に圧倒された。まるでCGが本格的に導入される"前夜”の、これこそCGに近づく究極の特撮だったんじゃないかって。

 

 

 

 思えば、ビオランテって、「薔薇」「ゴジラ細胞」そして"沢口靖子”の遺伝子を掛け合わせて作った究極の怪獣ではあるが(;^_^A、その最終形態は、どちらかといえばゴジラというよりはワニに近い。となると、コーマン御大プロデュースの「ジャイアントクロコダイル」シリーズや『ランペイジ』の”リジー”辺りとの親和性が高く、それもあって、それらのCG怪獣と比較してしまうんだけど、実はそれらと比べても遜色ない。巨大感も十分出ていたし、後のゴジラ怪獣と比較しても、出色の出来ではなかったか!

 

 

 『ゴジラvsビオランテ』はとても好きな作品なんだけど、どちらか問えばストーリー展開の方に惹かれ、ビオランテ自体は前述のようにどうも暗くて見にくく、あまり印象がなかった。しかし改めて観て、ビオランテ心底惚れてしまったよ(;^_^A 前、いい年こいてソフビを購入してしまったけど、良かったよ(;^_^A