神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

邦画

『キスカ』のテーマ(主題)に涙する……

これはちょっと前の話だが、チャンネルNECOで『太平洋奇跡の作戦キスカ』を放映していた。当然ながら録画したし、「そもそもDVDも所持しているが、それでもあの、キスカ守備隊5200余名が“大発”に乗り込んで、軽巡洋艦「阿武隈」他日本海軍艦艇によって撤…

流石に、「九州進攻」とはいかなかったよ……

今日、第94回選抜高等学校野球大会第六日目の第三試合で、九州国際大附-広陵の対戦があった。結果は1-4の敗北。点差以上に手も足も出せない展開だった。まあ、母校広陵が負ける時はきまってこんな展開。空回りしてるうちにあれよあれよという間に最終回を…

GUIRON!!!

先日の“有言実行”の焼肉食べ呑み放題に向けて、家族と一緒に店に向かう途中、車窓から見えた雲がとても象徴的だったので撮ったのが下の一枚。 同乗した家内も「怪獣みたい」といったこの雲は、その形状から、思わず「これって、まるで『ガメラ体大悪獣ギロン…

ミレニアムゴジラ前期3部作 再検証

過日、ムービープラスで『ゴジラ2000』『ゴジラ×メカギラスG消滅作戦』『ゴジラモスラキングギドラ大怪獣総攻撃』という、俗にいう“ミレニアムゴジラ”シリーズの前期三部作一挙公開された。こんな企画が、日本映画専門チャンネルではなく、ムービ―プラスで…

目指すは「面白真面目」

先日、『大怪獣のあとしまつ』のレビューを(それも辛口に)書いた際、“説明口調のギャグ”について言及したが、コメディーそのものを否定したつもりはない。当方の“広島発ヒロインアクションムービー”も基本はコメディータッチだ。要は方法論の違いである。 …

『大怪獣のあとしまつ』~悪評も評(判)なり~

昨日は朝から映画を観ることに決めていたが、この時期なかなか食指が動く映画がない。そんなわけで“消去法”から2本に絞ったんだけれど、「ハッピー55割引きが利くイオンシネマで観賞できる」という理由で選んだのが『大怪獣のあとしまつ』だった。本作に関…

「実録路線」を継承する二つのベクトル

昨年10月から、日本映画専門チャンネルで4Kリマスター版放映が始まった『仁義なき戦い』も、一昨晩の『完結編』を以てシリーズ5作品すべてが出揃った。こんな往年の作品がデジタルリマスター化されて全作放映されてしまうのが、日本映画専門チャンネルの…

『孤狼の血LEVEL2』は『ガッチャマン』の裏設定か?(;^_^A

ようやく観賞しました『孤狼の血LEVEL2』! 広島(呉市)が舞台で、地元でロケが行われた映画故、翔貴君、シロー君、JAYさん、胃ノ上食道さんといった、当方の映画(『電光石火☆八城忍』『学園特捜☆伍代聖羅~戦士の休息~』『女子高生戦士☆英あいり』等…

「大友克洋」発『サマーフィルムにのって』の行く先にあるものは……?

先日紹介した洋泉社の「悪趣味邦画劇場」。その中に「小学生、だましのテクニック 悪趣味まんがチャンピオンまつり」という、いかにも“そそるタイトルの章立てがあって、ここでは古今東西(「今」といっても1995年までだが)の漫画原作の邦画が面白おかしく…

「悪趣味邦画劇場」!

私は活字が好きだ。それが小説であれ評論であれ、週刊誌であれ新聞であれ、ネット記事・ブログであれ、果ては広告の文面であれ、とにかく活字が読みたい人間だ。それこそ、暇な時、食事をするとき、そして下手をすればトイレで用を足すときさえ、出来れば活…

白と黒のブーツ③ “シロクロつける”新たなブーツヒロイン像

「白と黒のブーツ」と称して、先々日は「白ブーツ」、先日は「黒ブーツ」の変遷とヒロインアクションムービーの可能性について言及したが、そろそろ『ゼブラーマン』ではないが、「白黒つけなきゃいけないだろう」ってことで、今回は白黒両ロング(ニーハイ…

白と黒のブーツ② フォーマルでアンチヒロインな黒ブーツ

街を闊歩する女性たちの足下を彩るロング(ニーハイ)ブーツは、大抵「黒」と相場が決まっているようである。先日のブログにも書いたが、白の方が寧ろ清純なイメージが強いのにもかかわらず、数は極めて少なく、逆に“大胆”なイメージを与える。まあ、白を“大…

明日より短期集中記事配信!「白と黒のブーツ」

当ブログのテーマの一つ「ヒロインとアイテム」について、次回から短期集中連載を開始します。タイトルは「白と黒のブーツ」(;^_^A 実はこの連載、16日の記事の直後に始めようと思っていたのですが、暦の上であったり思いがけない出来事があったりで、それら…

嗚呼、水島新司氏……野球の「ヒロイン」を初めて描いてくれた功労者でした……

ピンクレディーの名曲「サウスボー」。この歌詞は、「魔球ハリケーン」を引っ提げた女性投手(歌詞の「女にはそんなことは出来やしない~♪」から容易に想像)が、NPBで活躍する(歌詞の「背番号1の凄い奴が相手」「フラミンゴみたいちょいと一本足で」か…

”1.17”の歴史を繋いでいくもの

今日で27回目の「阪神淡路大震災」発生日、1月17日を迎えた。今思えば、地震当時はまだ子供はおろか結婚もする前の独身・アパート暮らしの頃で、あの早朝の揺れは、自分の地元が震源地だと思い込むくらい激しかった。電信柱の電柱は大波を打って揺れていたし…

『緋牡丹博徒』と藤純子の狭間に

先日、年始の東映チャンネル無料放送を話題にしたが、その折に、久しぶりに『緋牡丹博徒花札勝負』を観た。きちんと最初から最後まで観たのは、おそらくかれこれ四半世紀近く前の初見以来だったように記憶しているが、未だにいくつものセリフを映像に合わせ…

憧れの「東映チャンネル」、奇跡の……

どういう塩梅か、年始を迎えCS「東映チャンネル」の無料放送が続いた。普段はCATVに加入していてもオプション契約しなければ視聴できない「東映チャンネル」なんで、昨年10月辺りに定期的に無料放送の日(月一回程度)があることを知ってから、その日は…

『日本沈没』あれこれ

先日26日に、CSの本映画専門チャンネルで放映中だったドラマ『日本沈没』が最終回を迎えた。ドラマといっても、オリジナルの映画が放映された翌年の1974年に放映された方で、丁度、その映画の方と同時にこの度放映されたが、改めて観ると、特撮シーンも「…

「令和」の時代に50本

未だに好きになれない「令和」という年号だけど、奇しくもその「令和元年度」(厳密にいえばまだ当時は「平成31年度」)から始めた「月に一度は劇場で映画観賞」もこの12月で3年目を終えようとしている。厳密には、19年2月に当時小学生だった娘たちを連れ…

『ルパンの娘劇場版』~タイムトラベルは“伝家の宝刀”~

“フカキョン”こと深田恭子は実に魅力的な女優である(;^_^A デビュー作における不治の病の女子高生役の頃は、えらく背伸びして「こまっしゃくれた」演技を魅せていたが、歳を重ねるうちに、逆に、あたかも“ベンジャミンバトン”のごとく、あどけなさというか可…

『地獄の花園』にオマージュを捧げ

ついに待望のDVDをレンタルできた!! そのタイトルも『地獄の花園』!! 実は先週末、行きつけのレンタルショップが「新作を含め110円(税込)レンタル」ってのを開催していて、「これは」と思って足を運んだが、その日はあいにく全ての『地獄の花園』はレ…

『ゴジラvsビオランテ』は奇跡的なエンターティメント映画

今日は「文化の日」……というよりも、1954年の今日11月3日に、水爆大怪獣映画『ゴジラ』が封切られた「ゴジラ生誕の日」だ。このことは今までずっと書き続けてきたことで、ちなみに今日はゴジラの実に67回目の誕生日となる。 例年、この日にちなんで歴代のゴ…

『モスラ対ゴジラ』 ~バファローズリーグ優勝に想う~

今夜、オリックスバファローズが2021年度パシフィックリーグの優勝を決めた。かのイチローが在籍した「ブルーウェーブ」以来25年ぶりというから、共に四半世紀ぶりということで、2016年の広島東洋カープの優勝とイメージがかぶる。対抗馬の千葉ロッテマリー…

『ゴジラvsビオランテ』感動のラストに別の可能性があった!

現在、日本映画専門チャンネルの「ゴジラ4K」企画で、大森一樹監督の『ゴジラvsビオランテ』が放映されている。今まで何度も書いたが、私は昭和から平成、そしてレジェンダリー版も入れたら令和に至るまで連綿と続くゴジラ映画シリーズの中でも、本作が3…

「ビオランテ」の造形・描写はCG全盛"前夜"の究極の特撮かも!

最新作『YOSHIKOを探せ!!』が初公開となった「広島殺陣フェス2021」が終了して、その余韻に浸ったまま帰宅し、TVをつけると、CSの日本映画専門チャンネルで『ゴジラvsビオランテ』を放映していた、。あ、そうか、今日は4Kリマスター版の初放映の日だっ…

映画を観るか、映画を撮るか………

一昨年4月よりスタートした「月に一度は劇場で映画観賞」。途中、今も続く新型コロナウィルス禍にもめげず、今日まで続けている。しかも今年に入って、「月一」が「月二」「月三」となって、先々月7月に至っては「月五」! 週末はほぼほぼ劇場通いを続けて…

靴もブーツも「革」が「化」けて……

今日は「靴の日」。「9(ク)」「2(ツー)」の語呂合わせでく「クツ」とはなんとも短絡的な発想だがヾ(-д-;)、まあ、そんな”記念日”はいっぱいあるわな。古くは6月4日の無私な予防デーだってそうだし(;^_^A ところで、「靴」という漢字は「革」が「化け…

嗚呼『サマーフィルム』……( ノД`)( ノД`)

一年半越しの上映会と二年半越しの新作映画クランクインが奇しくも重なった、運命の8月28日を終えてはや2日が経過した。それに職場でのいろんな通常ない仕事も相まって、この2週間、もうてんてこ舞いの生活を送ってきたんだけれど、ここに来て思いがけな…

二人のイデ隊員

また衝撃的な訃報を知ってしまった。イデ隊員もついに鬼籍に……… 二瓶正也氏とのブラウン管を通しての出会いは、何といっても『ウルトラマン』のイデ隊員。それ以後氏に関しては、どこかオッチョコチョイで、理系の学者肌、というイメージを持ってしまった。…

千葉真一と志穂美悦子

昨日はあの衝撃的なニュースに、ずっと気が入らない時間を過ごしてしまった。正直なところ、まだ「お疲れ様でした」なんてコメントが書けないくらい、気持ちが不安定なんだけれど…………晩年はいろいろあったかもしれないが、日本アクション界の祖といっていい…