神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『バイオニック・ジェミー』は“多羅尾伴内”?

 先日話題にした『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』だが、先日放映の「ジェミーと気の弱い泥棒」で第二シーズンも終了した。AXNで毎日2話ずつ放映されている同シリーズを欠かさず録画していて、ようやくこれで録画も終了と思いきや、今日から第三シーズンが始まるそうで……しかもまだ22話分残っているということで、今しばらくは録画生活が続きそうだ。

 

 

 そんなわけで現在は専ら録画した映像をブルーレイに移す際にCF抜きをしながらざっと全体像だけ垣間見ているんだけれど、今回改めて気づいたのは、ジェミーの「七変化」ぶりだった。彼女の主な任務が“潜入捜査官”なわけだから、それも頷けるんだけど、その変装ぶりが、修道女であったりナースであったり、女子プロレスラーだったり、カウガールだったり、男勝りの解体作業員だったり、『デンジャラスビューティー』の如きミスコン候補だったりと、文字通りの「七変化」を披露してくれている。

 

 

 私は、“女多羅尾伴内”の如き「七変化」ぶりが光る、志穂美の悦ちゃんの『華麗なる追跡』が大好きだったり、勿論オリジナルの『多羅尾伴内』(片岡千恵蔵御大よりも、小林旭鈴木則文監督コンビの方)も大変愛していて、それが高じて拙作の“広島発ヒロインアクションシリーズ”初監督作品『天使諜報★神宮寺真琴』シリーズで、主人公の真琴を毎回「七変化」させているくらいだから、今回の放映で、『バイオニック・ジェミー』にもそんな一面があることに気づいた時はとても嬉しかった。もっとも、「七変化」好きは後発のことなんで、『バイオニック・ジェミー』が放映されていた当時は、そこまで「七変化」にはこだわっていなかったけれど、毎回様々なシチュエーションをこなしていくジェニーには、きっと憧れの念を抱いていたのだと思う。

 

 

 

 今回改めてジェニーを演じるリンゼイ・ワグナーを観て、思っていた以上に可憐でキュートな女性であることを再認識した。こんなキュートな女性が、実は超人的なパワーを有しているという設定なんだから、このギャップが面白くないはずはない。しかも彼女の超人的な能力があれば、こそこそと変装しなくても、正面切って力業で事件を解決してもいいようなものなのに(それこそ下手な戦車以上の破壊力を有していると思う)、敢えて潜入捜査官を演じる辺り、逆にヒロインドラマ独特の外連味を感じて、やはり嬉しくなってしまう(;^_^A

 

 

 中学生だった当時、お色気度が高かった『チャーリーズ・エンジェル』よりも『バイオニック・ジェミー』に惹かれたのは、上記のようなことを無意識に感じていたのかもしれない(;^_^A