神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「ハニーの日」に思いを馳せて

 思えば昨日は8月21日。語呂で言ったら「ハニー」の日だ。まあ普通「honey」といえば「蜂蜜」の意味だが、ヒロインアクション的にはやっぱり『キューティハニー』の“ハニー”ってことになる。だからこじつければヒロインアクションに特化した日付だと言える(;^_^A

 『キューティハニー』といえば、昨今CMという思いがけない形で復活したが、小倉優香版のキューティハニー(一緒に如月ハニーまで!)は、その名の通りなかなか“キュート”だったね。しかも彼女の場合、『レッドブレイド』なるセーラー服とくノ一が奇跡の融合を遂げたヒロイン活劇の主人公を堂々と務めたり、『GIVER』・『人狼ゲーム』といったハードな設定のアクションサスペンスでも活躍したりしているので、意外と本格的な「ハニー」デビューだっていけると思う。ドラマ版の原幹恵に匹敵するくらいの、まさに期待大の“ハニー女優”である(;^_^A。

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 それにしても、1973年に世に出た『キューティハニー』はそのオリジナルにして、「空中元素固定装置」なる設定を上手く利用した七変化で、志穂美の悦ちゃんの『華麗なる追跡』(鈴木則文監督・1975年)に先駆けて、“女多羅尾伴内”を颯爽と演じ切っている所が、何と言っても魅力的だ。それも、きちんと片岡知恵蔵御大の名台詞、「ある時は〇〇、またある時は〇〇、而してその実体は………!」を再現してくれているのは感動的だ。以後の実写版では、その台詞の部分が今ひとつ再現されていないから、尚更オリジナルに惹かれてしまう(『華麗なる追跡』ではそこら辺りをあまりにも忠実に再現しすぎたため、後に『多羅尾伴内』原作者の比佐芳武氏のお叱りを受けたってのが鈴木監督の自伝に書いてあった)。また、折角「空中元素固定装置」によってどんな姿にも変身出来るのに、敢えて直ぐに彼女とわかる「変装めいた変身」しかしていない点もオリジナルの『多羅尾伴内』を彷彿させていて何ともうれしい(;^_^A”

 このように『キューティハニー』を往年の娯楽活劇映画のオマージュという視点で語り出したら止まらなくなるんだけれど(;^_^A、この“古くて新しい(とはいっても、初出から46年も経過した)キャラクターは、今後も形を変え主演女優を代え(佐藤江梨子原幹恵西内まりや・小倉優香)、いつまでも現在進行形で進化・継続していくキャラクターであって欲しいと願っている。


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