神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『空母いぶき』と「伊吹三尉」(『特命探偵☆葛城アキ』)

 ディアゴスティーニが「護衛艦いずも」の模型を定期販売し始めた。実は、別に地元広島に呉地方総監部があるからではないが、昔から海上自衛隊護衛艦には興味があった。高校時代、『戦国自衛隊』と『ファイナルカウントダウン』に感化されて、海上自衛隊の艦艇がミッドウェイ開戦前夜にタイムスリップするという物語をこしらえて、大学時代には研究室の同人誌に掲載してもらった。まあ、今思えば、高木彬光の『連合艦隊ついに勝つ』やかわぐちかいじの『ジパング』と同じネタなんだけどね(;^_^A

 

 

 また帰広して一時期とある映画制作サークルに所属していた時、当時海上自衛隊の三等海曹だったメンバーと意気投合して(彼とは今でも30年来の友人である)、何度か護衛艦に乗せてもらったこともある(今は民間人)。そんな彼が横須賀教育隊時代に乗艦していたDDG163「あまつかぜ」のプラモデルも作ったことがある。

 

 そんなわけで、今回の「護衛艦いずも」には食指が動きそうになったが、一たび始めたら“蟻地獄”のディアゴスティーニだけにヾ(- -;)、すんでのところで踏みとどまったよ(;^_^A 事実、以前大変興味を持った初代ゴジラの模型の時も、最終的には20万円近い出費になるので驚いたことがあったし……(;^_^A

 

 ところで、今回の「護衛艦いずも」の模型化に際し、「それって映画に登場した架空の護衛艦じゃないか」なんて思ってしまったが、護衛艦の「いずも」は実在し、映画の方は『空母いぶき』だったと思い出した。しかし、その「いぶき」という艦名で、また別に思い出したことがある。

 

 

 当ブログでは、「セーラー服」「ブーツ」といった“フェチ系”で何かとアクセスを戴く、拙作『特命探偵☆葛城アキ~郷土の怒りをぶちまけろ~』だが、本作は主人公の葛城アキが元海自”WAVE”(婦人自衛官)の探偵という設定で、海自のお膝元・広島県呉市を舞台に展開していく物語だった。そんなわけで、登場人物は、全てかつてこの呉の地にあった、呉海軍工廠で建造された軍艦の名前を付けることにした。主人公も、空母「葛城」に第一次世界大戦時の軍艦「安芸」からつけたし、他にも「最上」「生駒」「千歳」「八重山」「大淀」といった軍艦名をキャストの名前にした。そして、主人公の上司の元海自三等海尉にして、探偵社「OSK」の社長の姓を「伊吹」とした。これは、上記の他のキャストと同様、呉海軍工廠で建造された空母の名だが、あいにく太平洋戦争末期だったために、戦場に行くことなく廃艦になった悲劇の軍艦である(まあ戦場に赴かなかったことを悲劇というか否かは別の問題として……)。

 

 

 そんな“曰くつき”の空母と同名の護衛艦「いぶき」が日本の有事にどう対峙するかを描いた、しかもご丁寧に『“空母”いぶき』とタイトルされた映画が、図らずも昨晩、日本映画専門チャンネルで放映されtあ。あいにく裏番組が長女の大好きな防弾少年団BTS)のコンサートなんで、今回観ることは叶わなかったが、またリピート放送の際に観賞することにしよう(;^_^A

 

 それにしても、「武器密輸を断罪する」というテーマでありながら、登場人物の名が全て武器(軍艦)という“奇妙”設定の『特命探偵☆葛城アキ~郷土の怒りをぶちまけろ~』だが、そのロケが行われたのは2012年の1~3月の間だった。だからもう10年前の話になるんだなぁ………(;^_^A