神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ボンドガールはバスガール

 かの「007シリーズ」唯一の日本ロケ作品『007は二度死ぬ』において、後半主人公ジェームズ・ボンドの“偽装妻”となる諜報部員を演じた浜美枝。彼女が若林映子と共に“ボンドガール”に抜擢されたのは、「007」のスタッフが2人が主演する『キングコング対ゴジラ』を観たのがきっかけだった、というのは有名な話だ。思えば、彼女はこの『キングコング対ゴジラ』と『キングコングの逆襲』という2本の“東宝キングコング”ものに相次いで主演画で出演しているが、思えば彼女の東宝特撮怪獣映画主演はこの2本の「キングコング映画」のみ。しかも『~逆襲』にいたっては、『007は二度死ぬ』出演の凱旋直後に撮られているのである。それも悪役で(憎めない役だったけどね(;^_^A) まあ、ボンド役のショーン・コネリーも立派な体毛を誇る野性味あふれる俳優だったから、そんなに違和感もなかったのかなヾ(- -;)

 

 

 さて、浜美枝は、役者になる前はもともと東急バスの車掌をしていた生粋の〝バスガール”だった、その制服姿はさぞや可憐だったろう。それこそ当時彼女が勤務していた路線バスに乗っていた乗客の視線はくぎ付けだったんじゃないかな(;^_^A  そういえば、演歌の歌姫・八代亜紀九州産交のバスガイドを務めていたそうだ。バスガイドといえば「歌」はつきもの。若い頃からはスキーボイスだったらしいから、さぞや渋い歌声を観光客に披露していたんだろうな(;^_^A

 

 そんなわけで、観光バスといえば、やはりバスガール・バスガイドがイメージとして浮かぶ。まさに観光旅行の華といっていい。その制服姿も魅力的だし、いろんな観光客を相手にしながらも、精一杯場を和ませようとする健気な姿には実に心惹かれる。

 

 

 今年正月の、まだそこまで新型コロナウイルス禍が蔓延していなかった頃に東京旅行をしたが、その際初めてはとバスの都内観光に参加した。二階の屋根がはずされた眺望抜群のオープンバスに乗って、周りの景色に圧倒されながらも、一つ一つ丁寧に説明をする(しかも自分に視線が向いていないことも承知の上で)ガイドの姿は印象に残った。

 

 

 今日は「観光バス記念日」だそうで、バスならぬガイドの方に思いを馳せてしまったんだけれど、いくら自動化が進んでも、「ロボットガイド」だけは勘弁してもらいたい。生身の健気なガイドさんの姿にいつまでも見惚れていたいから(;^_^A

 

 もっとも、「バスガールの日」って別にあるそうだね(;^_^A  しかも2月2日……飛鳥五郎の命日じゃないか!!(゚Д゚;)