芦田愛菜は“平成の吉永小百合”か……?
「芦田愛菜」といえば、どうしても『パシフィックリム』の赤い靴抱えた少女のイメージが先走るが、そんな彼女も既に16歳、高校一年生なのだそうだ。
間下このみや宮川オサム、宮脇康之の例を挙げるまでもなく、子役で一世を風靡した役者が、そのまま大人の俳優として再ブレイクするのは、子役時代の名声が高ければ高いほど、ハードルは高いものだ。近年では、安達祐実のような成功例もあるが、なかなか難しかったりする。
その点、芦田愛菜はその稀有な成功例といえる。もともと、豊富な読書用に裏打ちされて、子役にしてはしっかりした知性や社会性を備えていて、バラエティなどで、バカな進行役から下世話な質問をされても、それなりに無難に対応する力も持っていた。また、往にして子役が成長すると、あたかもヒヨコが鶏に成長する過程のような、何とも言えない“大人・子供の妙な狭間”を感じさせるものだが、こと芦田愛菜に関しては、そのような違和感は覚えない。それ故、今回引用した記事に「芦田愛菜は『令和の吉永小百合』なのか」という見出しがあっても、「なるほど」と納得してしまう。
勿論、過去の子役スターがそうであったように、芦田愛菜も近く成人する。そしていつかは安達祐実や宮沢りえが辿った道のように、大胆に“濡れ場”にチャレンジする事態が訪れるかもしれない。“マナカナ”のように、いつかは“子役スター”の呪縛を脱ぎ捨てることにもなろう。
その時に、“清純”の塊のような“子役スター”の肩書から自然に脱却できるか否かが、彼女のその後の俳優人生を左右することになるだろう。そしてそんな脱却を大いに期待する……
16歳にして達観ぶりがハンパない芦田愛菜は「令和の吉永小百合」なのか
https://news.yahoo.co.jp/articles/07cc04be747628f3a056032668a03c69099446e4