神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ボンドガールは登竜門

 ここ最近話題にしている、タニヤ・ロバーツ、キャロライン・マンロー、“バーバラ”カレラ、バックの共通点は、皆“ボンドガール”を務めたということだ。
 
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 ところで、この“ボンドガール”って、それに抜擢されるのがあたかも女優の究極の目標のようにいわれていたイメージがある。「007」の女優として出演するのが、女優のステータスを上げる最高の名誉であるかのように。だから『007は2度死ぬ』に海女役でほんの数秒出演しただけの松岡きっこが、浜美枝若林映子を差し置いて、やたら“我こそはボンドガール”を大々的に名乗り、「007」シリーズの封切り前特番には欠かせないキャラクターになる、といった事態が起こってしまうのだろう。
 
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左の2人は誰?
 
 そんなわけで、よほどの女優じゃなければ“ボンドガール”に選ばれない、という定説が出来上がってしまった感があるが、よく考えてみると、上記の4人は、正直“昭和50年代ハリウッドヒロインの徒花”といえるような、Bテイストあふれる女優だし、日本“メイン”ボンドガールのご両人も、2人が競演した東宝特撮怪獣映画『キングコング対ゴジラ』を「007」のスタッフが観たことで出演オファーが来たとまことしやかに語られたりと、「既に数多の名声を誇る女優」が“ボンドガール”を務めているのではないようだ。事実、ピンでメインを張れるような大物女優(勿論“ボンドガール”を務めるに値する若手ヒロイン)は意外と「007」シリーズには出演していない。
 
 そう考えると、“ボンドガール”抜擢は、A’辺りのポジションの女優にとっての、ステータス獲得のための目標であったり、今後のステップアップのために登竜門のような位置づけなのかも知れない。丁度カープの選手がちょっと実力がつくとやたら読売や阪神に行きたがるように……サンフレッチェの選手が(佐藤寿人以外)ちょっと実力がつくとやたら浦和に行きたがるように……(ああ愚痴っちゃった
 
 もっとも、“ボンドガール”って、上記のように確かに“A’女優”かも知れないけれど、実はやたらセクシーだ 本当はそこら辺りが抜擢の条件だったりするのかなぁ