神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

外連味溢れる“3代目”逝く……

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 私が「「007」に興味を持ちだしたのは、丁度『黄金銃を持つ男』の公開に合わせて、数多の特集が組まれていた頃。しかし、当時隆盛を誇った各テレビ局の「洋画劇場」の枠で放映されるのは『007は殺しの番号(ドクターノオに統一される前)』『ロシアより愛をこめて』『ゴールドフィンガー』『サンダーボール作戦』といった初期の作品ばかり。つまり、当時小学生→中学生を過ごしていた我々の世代にとって、「映画館で劇場映画を観られる裕福な層」は「ロジャームーア」が、「テレビでしか観ることが叶わなかった」わたしのような層は「ショーンコネリー」が、“おらがジェームズボンド”だったものだ(;^_^A

 かの、ジミー・ウォング主演の『スカイハイ』では、口に無理矢理手榴弾を突っ込まれ、ガムテープでぐるぐる巻きにされた挙げ句、ジミーの“不可抗力”で信管を抜かれ、自社ビルの大金庫で憐れ吹っ飛ばされてしまった悪役ぶりが強烈だった、影が薄い“二代目ボンド”のジョージレーゼンビーと違い、初代のショーンコネリーと三代目のロジャームーアは、この“ブロッコリー畑の開発者”が出資した外連味あふれる荒唐無稽なスパイアクションを、世界的な名作シリーズに創り上げてくれたと思っている。彼らの後、今やボンド役は彼らを入れて6代目まで数えることになったが(個人的にはピアーズブロスナンが最もボンドっぽかったと思っているが……)、オリジナルとも言えるこの2人の初期ボンド2人の功績は素晴らしきものだった。

 そんなボンドの一翼を担ったロジャームーアの訃報を知り、「やはり来るべき時が来たか」との思いに駈られている。エキゾチックな魅力のショーンコネリーとは異なり、いかにもアングロサクソン、といった雰囲気を醸し出し、初代以上にユーモアたっぷりだったロジャー“ボンド”もなかなか素晴らしかったよ。彼のボンド作品で一番好きな『私を愛したスパイ』では、リチャードキール演じる“ジョーズ”と、それこそ“老骨の”身体を張って死闘を演じた姿も記憶に新しい。シャトルで宇宙へも行くし、それこそやりたい放題な面白さがロジャー版ボンドにはあったよ(;^_^A

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 それにしても初代をさしおいて逝ってしまうなんて……でも初代の方が実年齢が3つも若いらしい。そう言えば、ボンド役を降りた理由が、「自分の娘のような世代のボンドガールと絡むことに苦痛を感じた」だったかな……

 何はともあれ、遙かイギリスの話でああるが、また“昭和”が遠ざかってしまったような気がする……合掌


『007』ロジャー・ムーアさん死去 89歳 3代目ジェームズ・ボンド

 映画『007』シリーズで3代目ジェームズ・ボンドを演じた俳優のロジャー・ムーアさんが、がんのためスイスで亡くなったと、23日、ムーアさんの家族が公式Twitterに掲載した声明で発表した。89歳だった。

 声明によるとムーアさんは、がんとの「短くも勇敢な戦い」の末に亡くなったとのこと。葬儀については、故人の遺志によりモナコで密葬にて執り行われるという。 
       
 ムーアさんは1927年10月14日生まれでイギリス出身。警察官の息子として育ち、第2次世界大戦に従事。除隊後アメリカにわたり、下積みを経て1962年から主演したテレビシリーズ「セイント/天国野郎」でスターに、1973年の『007/死ぬのは奴らだ』でショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビーに続く3代目ジェームズ・ボンドに就任した。

 整った顔立ちとコミカルな雰囲気を持ったムーアさん演じる、ユーモアあふれるボンド像はファンから愛され、1985年の『007/美しき獲物たち』まで7作品に連続で主演した。

 ユニセフ親善大使を務めるなどチャリティー活動にも積極的に参加し、その功績を認められ、2003年にはイギリスのエリザベス女王からナイトの称号を受けた。2007年には、国連から名誉人道賞も授与されている。