「アルプスの少女」
過日、CSの歌謡ポップスチャンネルで「70年代女性アイドルソングベストテン 麻丘めぐみ」という番組があった。麻丘めぐみといえば、1970年代前半にデビューした典型的なアイドルだった。良しにつけ悪しきにつけデビュー以来着実にキャリアを重ねて行き、決して自己主張などしない、典型的な“去勢されたアイドル”というイメージが強い。まあ、それはそれで素敵なことなんだけどね(;^_^A
さて、彼女の一番メジャーな曲といえば、何といっても「私の彼は左きき」となるのだが、それ以外に、個人的に彼女の楽曲で印象深いのは「アルプスの少女」。それも、今回の番組で久しぶりに聞いて、そんな記憶を思い出した。この曲は確かに彼女のヒット曲の一つではあるのだが、今回なぜこの曲に必要以上の郷愁を感じたかといえば……それは少年時代に読んだ藤子・F・不二雄先生の『ドラえもん』の一エピソードによる。
のび太の同級生が全国ネットの視聴者参加番組「ジャリっ子歌じまん」に出演し、その姿をテレビで見せつけられたのび太他クラスメートの面々が嫉妬する、っていうのがこのエピソードの導入部分だが、その時、その同級生が歌うのが、件の麻丘めぐみ「アルプスの少女」なのである。当時から「アルプスの少女」は知っていたが、それ故この回の漫画と「アルプスの少女」が何となくシンクロしていて、この度のCSオンエアで図らずも当時の記憶に思いを馳せてしまった次第(;^_^A
ところで。この同級生のことを、今まですっかり「スネ夫」だと思い込んでいたが、実際はサブキャラの「木鳥高夫」だったことを今更ながら思い出した。
これもまた昭和の“嬉し懐かし”である(;^_^A
そういえば当時の麻丘めぐみって、昨年広島ローカルで放映されたリリドラ「恋より好きじゃだめですか?」の主演の子(高田夏帆)とよく似てるなぁ(;^_^A