徐々に動き出した「映画」活動の中で
非常事態宣言が解除された今も、相変わらず街を行きかう人はほぼほぼみんなマスクを着用。ようやくマスク自体の価格も需要過多も落ち着いてきているが、それにしてもここまでの徹底ぶり。まさに近未来SFの世界だ。そしてつくづく思うのが、この一斉マスク着用が、決して身を守る切迫した思いからではなく、「同調圧力」への恐れによるものだ。っていうこと。もし着用の動機が、本気で新型コロナ感染を恐れてのものだったら、もう少し“向う見ず”な非着用者がいてもおかしくないが、そうならないのは、「マスクを着用しなければなんて思われるだろう」という恐怖心の方が先走っているからではなかろうか。だから要は性能や清潔さよりもまずは“形”だけでも「マスクを着用」していることが大事であって、その証拠に、近くの中学校から下校中の中学生はほとんのマスクを外して、友人たちと「濃厚接触」しながら歩いているしし、夜になると、繁華街でもない限り、多くがマスクを着けずに歩き回っている。中学生はさておき、夜の街で着けないのは、周りの目がないからに他ならない。それによって再びクラスター感染が起こるかどうかはわからないが、そんなことよりも相変わらず日本人は「同調圧力」に弱い国民性なのかな、って思ってしまった。まあ、あくまで私見だが……
それはともかく、自粛が徐々に解除されていく中(まあ、「自粛」を要請するって、「ボランティアの強制」くらい変な日本語なんだけどね)、映画活動にもようやく復興の兆しが感じられるようになった。もっとも、映画・ドラマの制作現場は未だ「近日公開」状況が続いているが、映画館は多様の制約を受けながらも徐々に活況を取り戻しつつある。そうなってくると、当方としてもこの3月に延期の憂き目に遭った上映イベントの再開をそろそろ考えなくては、との思いに駆られる。勿論、それが夏から秋にかけて(冬はやっぱり不安)やるにしても、今と変わらぬ感染防止に関する手立ては徹底しなければならないし、上記の私見とは相反するものの、やはりマスクの着用はお願いすることになるだろう。その点ようやくマスク自体適正価格で手に入るようになったので、忘れた人に配る算段もできよう。後はアルコール消毒液が入手できるか、とか、そのような形で席を離し人数制限をするが、また今月中人には県外への移動もある程度解除されるそうだけど、他県の方に来ていただけるかとか、招待作品の関係者(県外)を招くことが出来るかどうか、などのことを模索していかなければならない。そう考えると問題が山積だ。
こんな時だからこそいろいろ知恵を絞っての工夫が求められるが、これだけ待ったんだからよりいいか価値で再開できるよう頑張りたい。あくまで予定は未定だけど、心づもりだけはね(;^_^A