『野獣処刑人ザ・ブロンソン』 洋画吹き替え版故の醍醐味
先日、ようやく『野獣処刑人ザ・ブロンソン』をレンタルした。数軒回ってようやく見つけたDVDだ。確かに本作は二年前に既に公開された作品だけど、観たのは前月末の横川シネマ。まだひと月も経っていない。他の映画が早くても3ヶ月もしないとソフトで再見できないのと比べたら大違いだ。尤も昔は角川映画のように公開とビデオソフト発売を同時に行っていたところもあったけどね(;^_^A
何はともあれ、今年度最初の劇場観賞映画でもあるし、また主演のロバート・ブロンジーの激似具合と共に、オリジナルの『デス・ウィッシュ』を彷彿させるクールでニヒルで勧善懲悪なストーリーがすっかり気に入っていたので、早速、500mlの缶酎ハイと2切れのプロセスチーズをお供に、一気に観賞した。
今回は敢えて劇場公開時とは異なる吹き替え版を選択。すると、前回わかりにくかった展開が理解できたのと共に、ブロンジーがよりブロンソンに見えてきた。それというのも主人公の“K”ことブロンジーの吹き替えをしているのが、父・周夫と共に親子二代にわたってチャールズ・ブロンソンの吹き替えを務めてきた、大御所の大塚明夫という点が大きい。思えばブロンソンの映画はすべてテレビ放映のものしか観たことがなく、当然どれも吹き替え。ブロンソンの肉声なんてCMの「ウ~ン、マンダム」しか聞いたことがない。そんなわけで、劇場公開版を観てブロンジーの声がブロンソンに似ているかなんでよくわからなかったけれど、吹き替え版の声は明らかにブロンソンだ(;^_^A そんなわけで、今回の吹き替え版の方がより彼をブロンソンだと思い込んで観ることができたよ(^^) それにしても、劇中強面なシャブの売人に絡まれ「金はいくら有るんだ?」と凄まれて「6だ」「6ドルぽっちか」「6発だ!」といういや否や、マグナム弾を“街のダニ”共に2発ずつブチ込み、虫けらのように射殺するシーンは、その渋い声も相まってぞくぞくするようなシーンだったな(;^_^A(詳しくは下の映像でご確認ください(^^)
昔は「洋画は字幕版を観るもの、よって吹き替え版は邪道」なんて粋がっていたが、近年は吹き替え版で観ることが多い。とはいっても劇場は未だ字幕版を好んでいるけれど、DVDでは初見再見を問わず吹き替え版で観るようにしている。有難いことに、昨年度観た洋画は、12月の『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』と『ハーレイクインの華麗なる覚醒』以外は無事吹き替え版をDVDで観賞することができた。そして今回の『野獣処刑人ザ・ブロンソン』である。
ところで、本作を劇場観賞した「横川シネマ!!」だが、新型コロナウイルス禍の自粛要請で、しばらく閉館していたが、今週11日より営業を再開したそうで、とても嬉しい!!\(^o^)/ 前にも書いたが、『ザ・ブロンソン』観賞時に予告編を観てどうして観たいと思っていた“ド兄さん”の『スーパーティーチャー熱血格闘』も無事公開されるそうで(公開は今月末の30日だけど(;^_^A)、とにかく観に行くぞう! 勿論その際も、お得な回数券を購入しなくちゃ!(^^)
広島・横川シネマが11日から営業再開
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200511-00000014-flix-movi