コケティッシュな磯山さやか

　以前『4分間のマリーゴールド』というドラマが放映されていて、菜々緒という、稀代の”悪女”女優（中でも『サイレーン』での悪女ぶりはエグかった(;^_^A）がベビーフェイスに華麗なるイメージチェンジを図った、ということで話題になったドラマだ。でも私にとってはそんな菜々緒の変貌ぶりよりも、別な点でこのドラマが印象に残った。それは磯山さやかの演技というか容姿だった。

　劇中彼女は菜々緒の兄役の桐谷健太の”元カノ”という設定で登場するが、旅館の女将として切り盛りする彼女が、着物姿ではないものの、女将の威厳を示すような煌びやかな洋装で登場した姿は、「これがあの「磯山さやか」？」って見まがう程だった。最初は「長澤まさみにしては可愛いし、この子もまだ見ぬ新人か？」なんて思ったもの(;^_^A

　デビュー当初は大きな瞳の童顔とグラマラスなボディーとのミスマッチの妙で、実にセクシーな女優（モデル）の印象が強かった磯山さやかも、近年は”デブ”ネタでイロモノのバラエティーに出るくらいで、後は在京球団（スワローズ）の応援タレントぐらいのポジションしかなかったようだった。それ故、この”華麗なる転身”は、私にとっては菜々緒以上のインパクトを受けてしまったわけだ。

　とはいうものの、たまたまこのシーンを見ただけで、ドラマ自体を連続して観ていたわけではないので、劇中のこの二人の恋の行方も知らない（まあ、娘が毎回録画してたから後追い観賞は可能だけど(;^_^A）。ただ、こんなコケティッシュな一面を見せてくれるのならば、これからの磯山さやかには大いに期待した。年齢的にも妖艶な演技を魅せてもらいたいものだ。