神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

濃い”昭和の匂い”

 世は令和令和と浮かれているが、思いがけないところで未だ昭和は息づいている……

 

 過日「GIGA」のHPを見ていたら、思いがけない画像をいくつも見かけた。中でも「これは」って思ったのは、『秘密少女捜査官セーラーエ―ジェントYUKI』というタイトルのもの。

 

 

 セーラーの夏服に身を包み、黒いグローブを装着してヨーヨーを構える姿は「スケバン刑事」そのもの! ご丁寧にポニーテールってところも、初代(斉藤由貴)・二代目(南野陽子)を意識してのことか? 容姿そのものは、むしろ三代目(浅香唯)似なんだけどね(;^_^A まあ、白い靴下をハイソックスにしてるところが(そして冬服バージョンは黒のニーソックス)、今の世に”忖度”してるようでイマイチだったけど……(オリジナルは白の短い靴下)。しかしながらタイトルに「YUKI」と名付けているのは、どう見ても「斉藤由貴」の「由貴」を意識したとしか考えられず、この作品の監督にシンパシーを感じてしまう次第だ(;^_^A

 

 

 ところで、この「YUKI」役を演じた女優さんは、別の監督の作品で、どう見ても『秘密戦隊ゴレンジャー』のモモレンジャーを完コピしたとしか思えないようなキャラも演じていて、こっちの方はオリジナルのペギー松山(小松リサ)に表情も似ているので、オリジナルと見まがうようなクオリティだった(;^_^A

 

 

 そのモモレンジャーもどきのキャラを演出している監督さんは、他にもどう見ても『好き!好き!魔女先生』のアンドロ仮面としか思えないようなキャラの作品も手掛けてる。スケバン刑事にせよ、モモレンジャーにせよ、アンドロ仮面にせよ、昭和の時代にどっぷり浸かったようなヒロインキャラばかりだ。おそらく我々と同世代かそれに近い世代の監督さんなんだろう。そしてこれらのヒロピンビデオをせっせと買い漁るのも、きっと同世代(;^_^A 

 

 当時のヒロインの活躍に胸躍らせた者としては、これらのGIGA版ヒロインが、酷い凌辱を受けて敗北し、後味の悪いBADENDを迎えるであろう展開はどうも受け入れがたいので(アクションヒロインは設定上、完全無欠に強くなければ”ポルノ”になる、ってのが我が持論)、敢えて観ようとは思わないんだけど、こうやってスチールだけ見て、濃い昭和の匂いを味わうのは悪くない(;^_^A