「ビキニの日」に思う
今日7月5日は「ビキニの日」なんだそうだ。これはフランスのルイ・レアールが、世界で最小の水着を世界で初めて発表したことを記念して制定されたらしい。そんなわけで「ビキニ」と聴けば、男共が胸時めかせる女性の大胆な水着を連想するが、実は男性の最少の水着も「ビキニ」と言うらしい。
それはさておき、この「ビキニ」の語源は以前から知っていたが、その4日前の1976年7月1日に、米軍が太平洋のビキニ環礁で核実験を行ったことに端を発している。この余りにも衝撃的な出来事とレアールが発表した大胆すぎる水着とを掛け合わせて「ビキニ」なる名称が決まったらしい。要は「原爆級の衝撃的な水着」という意味なのだ。
プロレス界には、その破壊力を「原爆」になぞらえた、大木金太郎(金一)の「原爆頭突き」って技があるけれど、あれだけ核を嫌う日本人が、この「ビキニ」も「原爆頭突き」も難なく受け入れたってのは、何とも節操ないなって思ってしまう。
ところで、このビキニ環礁で付近で操業中、核実験の放射能に被曝した「第五福竜丸」の事件が、後に東宝特撮の『ゴジラ』や『美女と液体人間』(こっちの方にはモロ「第五福竜丸」を彷彿させる漁船が重要な意味合いで登場する)、等を生み出したんだけれど、綺麗な娘さんのビキニ姿にうつつを抜かす前に、この歴史をもう一度思い起こすことが必要なんだと思ったね。
それにしても、今まで「ビキニの日」はてっきり核実験を行った日と思いこんでいたよ……
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