思い出の「にりちん」、思い出のオレンジジュース
“故あって”の北九州旅行。その2日目に、門司にある九州鉄道記念館に行ってきました。高校時代には一時期Nゲージにハマッたり、当時の贔屓のチーム・バファローズの親会社が私鉄の近鉄だったりしたので、私は結構鉄道や電車には興味のある方だったのですが、果たして家族は興味を示してくれるだろうか不安だったのですが、それなりに楽しんでくれたようで安心しました(;^_^A
さて、家族の、とりわけ娘たちが喜んでくれたのは、館の外に設置されている、実際の(当時の)国鉄車両の車内に乗車できたことだったんですが、実は娘以上の私の方がすっかり楽しんでしまいました。それというのも、ボンネット型483系のL特急「にちりん」に乗車出来たからです。
実は学生時代、4年間大分の大学に在籍していたのですが、その当時帰省に使っていたのが、何を隠そう、日豊本線のこの「にちりん」だったのです。見学可能な車内は実に綺麗に整備されていて、乗り込んで青いシートに腰掛けると、すっかりウン十年前の学生時代にトリップしてしまいましたよ(;^_^A
思い起こせばその当時、大分に戻る車中で車内販売のオレンジジュースを買って呑んだら、何となく鉄臭い味がして、不審に思って缶の裏を見たら、既に数日前に賞味期限切れ。しかも更によく見ると、な、何と、西暦が1年前……つまり1年数日前のオレンジジュースを売りつけられたのでしたΣ(゚д゚;) 今ならば即座に訴えて謝罪させるところですが、当時は実に気の弱い学生だったこともあって。運が悪かったと自己完結で諦める「泣き寝入り」になってしまいました(ノ_-。)
懐かしの座席に腰を下ろし……その当時の“顔”を再現してみました(;^_^A
それから幾星霜、少なくとも当時は想像もつかなかったような人生を現在歩んでいますが、図らずもまだ夢も希望もあった若かりし頃のことを、この懐かしいシートに身を委ねながら、ふと思いを馳せた次第です(;^_^A