神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

万感! 憤怒! シャトル解体!

 “故あって”の北九州旅行。その際の宿に選んだのが八幡のホテル。かつてスペースワールド在りし時には何度か移用させてもらったホテルだ。

 この「スペースワールドに関しては、初めて年間パスを作った翌年にまさかの閉園をした、ということで家族の思い入れも深いテーマパークだ。実際、閉園後の今になっても、このテーマパーク利用以外にあまりメリットのないこのホテルに敢えて泊まろうと思い立ったのは、やはりその残滓に浸りたいが為だろう。

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 そんな失意の私たちを、それでも優しく迎えてくれていたのが、スペースシャトルディスカバリー号だった。何と言ってもスペースワールドの象徴。閉園したテーマパークの多くが公園になっているけれど、その際、どこでも在りし日の姿をとどめるシンボルが残されるようで、それならばこのディスカバリー号は格好のシンボルたり得る存在だった。それ故、心のどこかで「シャトルだけは残されるな」と高をくくっていたところがある。先の旅行の際も、まさかもう二度とディスカバリー号の勇姿を拝見出来なくなるとは夢にも思っていなかった。だからこの記事は衝撃的だった。娘たちになんと伝えたらいいだろう……

 それにしても、この裁定は、市がシャトルの維持費10億円を捻出できなかったら下されたそうだが、またここにも経済の論理が働いたかと思うと何ともやるせない。北九州市民から、福岡県民から、そして全国の多くのファンからスペースワールドを奪った代償として、このくらいは補償して欲しかったよ……。もしくは、スペースワールドを追いやった元凶であるイオンに責任を取って欲しかった。多くのファンの夢を追いだした跡に立つアウトレッドモールに、一体誰が行くというのか……

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左から順に、閉園直前の17年12月29日、今年3月31日、ついこの間の11月11日シャトル


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 昨年末に閉園したスペースワールド北九州市八幡東区)跡地に残る、スペースシャトルの模型の解体作業が19日午前、始まった。重機が運び込まれ、工事の足場を整える作業などを、近くの住民らがフェンス越しに見つめた。

  大半の遊具や施設は、すでに他の遊園地などに譲渡されたり、解体・撤去されたりしている。スペースシャトルディスカバリー号」の実物大模型(高さ約60メートル)は譲渡先がなく、存続を検討した市も10億円の費用がネックになって引き取りを断念した。跡地には2021年にイオンモールが大型商業施設を出店する予定だ。

  北九州市八幡東区の主婦、前野咲枝さん(58)は「シャトルは八幡のシンボル。これだけは残してほしかった。寂しいの一言です」と名残惜しそうに眺めていた。