神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

“炎のストッパー”が勝たせてくれた……

 今日は集中豪雨禍でしばらく開催されていなかったマツダスタジアムでのセントラルリーグ公式戦。豪雨禍に遭った広島県民の下で初めて行う試合。“8,6"地元開催の時もそうだったが、「今日こそは勝たねば」という因縁の試合を悉く落としてきたのが、我が地元の広島東洋カープ。しかもいつの間にか追走してきた讀賣は7連勝とあって、何とも分が悪い形で、試合はスタートした。

 しかしながら、戦前の不安を覆すように、2回が終わった時点で7-0と楽勝ペース。自身の出身地・岡山と野球人生を送る・広島という関係深い2大都市が激甚災害に見舞われている先発“ノム輔"もきっと気迫のピッチングを披露してくれるだろうと高をくくって、丁度別のチャンネルで放映していた韓国アクションの『暗殺』の方を“左団扇”で観始めた。しかし、時折ふとチャンネルを野球中継に戻すと、いつの間にか試合の方は7-3→7-6と、何とも雲行きが妖しい展開になってきて、とうとう8-8の同点となってしまった。

 こうなると俄然弱くなるのがいつものカープのパターンだ。しかもチャンスに拙攻を繰り返し、延長でジャクソンが“被弾する”するという、悪しき「お約束」的展開に陥ってしまった。やれやれ、こんな楽勝ペースの試合を落とすと致命傷だよ。しかもゲーム差は4に縮まるし、明日の先発は菅野ってことを考えると、さすがに3連覇なんて壮大な夢に赤信号がともっちまう。それに負け方としては最悪なんで、きっとシーズンが終わったとき、この試合がターニングポイントだったなんて臍を噛む思いに駈られるんだろうな、なんて絶望的な気持ちで10回の裏を観ることになった。

 ワンアウト後、それでも菊池が四球で出て、奇跡が起こるならばこの選手と期待した丸があえなくフライを打ち上げたときには、あたかも「ホラー映画なんかで、追い詰められたヒロインが、唯一助けを求められるマッチョな彼の到着を期待した矢先、その彼の死んだ生首を殺人鬼から投げつけられる」ような絶望感を感じたものだった。そんな時、まさか“次の彼”の方が劇的な仕事を成し遂げるとは………失礼ながら、まさか! まさか! ま~っさか!!な、映画のストーリーとしたら失格なくらいの“予定調和”な幕切れとなった。

 おかげさまで、「集中豪雨過に苛まれた人々に勇気を与える」「いろんな意味でターニングポイントになる」試合に、最低の状況から最高の展開・幕切れに持ちこむことが出来たようだ。まさに奇跡的な勝利!

 ところで、ネットに書き込まれたコメントで、今日7月20日が故津田恒美氏の命日だったことを知った。そうか、この劇的幕切れは、津田投手のおかげだったのかも知れない。

 そうなると“ノム輔"! 序盤の大量援護を2被弾ですぐに吐き出す展開はいただけなかったぞ! それに今日の中継の解説には黒田もいた。いわば“御前試合”じゃないか。何とかチームは勝つことは出来たが、今回のふがいなさを次の糧にしないといけないぞ……っていうか、今頃夜を徹して、黒田御大から電話での「反省会」が行われいるかも知れないなヾ(--;)


あまりに劇的…広島 7点差追いつかれるも延長10回サヨナラ勝ち 下水流が劇弾
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180720-00000208-spnannex-base

 ◇セ・リーグ 広島10―9巨人(2018年7月20日 マツダ

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  首位・広島が7点差を1度はひっくり返されながらも2位・巨人に10―9で延長10回サヨナラ勝ち。西日本豪雨のため16試合ぶりとなったホームゲームを勝利で飾った。巨人の連勝は7で止まり、今季最多タイの8連勝を逃した。

 広島は8―8で迎えた延長10回、6番手のジャクソンが岡本に勝ち越し本塁打を許して8―9と逆転されたが、その裏、2死一塁から下水流が右翼スタンドへ劇的なサヨナラ2ランを放った。下水流は9回から左翼の守備につき、この試合の初打席だった。

  広島は巨人先発・山口俊から初回に安部の3ランなどで4点、2回に松山の2ランなどで3点を奪って2回までに大量7点をリード。巨人は広島先発・野村から4回に陽岱鋼、5回にマギーと2イニング連続で3ランが飛び出して1点差に詰め寄り、2点差で迎えた7回には名手・菊池の今季初エラーもあって無死二、三塁としてから吉川尚の中前2点適時打で1度は8―8の同点に追いついた。延長10回には岡本のソロ本塁打でこの試合初めてリード。だが、その裏、5番手の守護神・マシソンが力尽きた。