自衛隊勧誘の"萌えキャラ"配置に思う……
最近見る自衛隊の勧誘ポスターが、やたら“萌えヒロイン”キャラに充ち満ちている事に不安と自戒をこめて……
以前のこの手のポスターに比べて、近年はやたら女性自衛官の姿や、果てはアニメのキャラクターヒロインの様なデザインが増えている。勿論昨今の男女雇用均等の流れから考えると、それも当然の成り行きのように覚えるが、」それにしてもこの手の勧誘ポスターは、明らかに成人男性を誘い込む“モウセンゴケ”もしくは“ウツボカズラ""ハエトリソウ"の如くに思えてならない。果たして"萌えヒロイン"に誘われて入隊を決意する女性がいるのかどうか、との思いもこめて。
最近の西日本集中豪雨禍で、無償の奉仕を繰り広げる自衛隊員諸氏の活躍には本当に頭が下がる思いだし、自衛隊の本分が「国民の生命財産を守る」事に基づいていることも理解しているつもりだ。しかしながら、これも近年、やたら自衛隊に無益な戦闘を求める政権をはじめ、仮想世界をさまよういわゆる"ネトウヨ"たちによって、自衛隊員の生命は俄に脅かされている。そんな状況下では、当たり前に考えて、みすみす危険な自衛隊に入隊する者が減るのも当然だ。そこへきて、上記の"食虫植物"の様な勧誘ポスター。そしてアイドルが自衛隊の隊員服を着て微笑む姿が表紙になった雑誌が普通に書店に飾られている現状……世の成年男子諸君、惑わされるな！ 熟考しろよ！
もっとも、本来男が戦うべきフィールドに、可愛い子らを配して"虚構のアクション世界"を構築する「広島発ヒロインアクションムービー」もある種根っこが同じ"同罪"感がしてならない(;^_^A 主人公が元婦人海上自衛官である 『特命探偵☆葛城アキ』なんて、モロそのノリだったし……
ただ、当方のアクションヒロインたちは、決して体制・政権に迎合してはいないので……もっともっとヒロインがアクションする必然性を追求しつつ、テーマとして描き続けたいと思う。
