映画は「５度」撮る

　“広島発ヒロインアクションムービー”第８弾の『女子高生戦士（JKファイター）☆英あいり』だが、この週末の“怒濤”のロケでだいぶん素材がそろったので、早速の専用のHDDに取り込んで本格的な編集を開始しようと思った矢先、なんとそのHDDがまさかのトラブル（「RAW」に“変身”！）を起こしてしまい、今朝（というか深夜）より、復旧作業に追われている。ただ半日以上修復ツールを駆使したものの、未だ目処も立っておらず、頭を抱えている(ﾉ△･｡)

　まあ撮影データ自体はまだ全てＳＤカードに残ってるんで、仮にＨＤＤが“オシャカ”になっても致命的な問題が生じるわけではないが、一部始めていた編集データが（とりわけ複雑な冒頭のライブシーン編集が）消えてしまうのは結構な痛手だ。だからもう少し根気よくデータ復旧に挑んでいきたいと思う。

　ところで、「編集」という作業は、一度撮ったデータを使って、もういっぺん「映画を撮る」ようなものだ。だから台本を元に撮影をその場その場で考えるように、撮影素材を元に、その使い方を（編集をしている）その時その時で考えるような作業だったりする。だから、編集で仕上がったものは、台本執筆時のイメージとも、絵コンテを作っている時のイメージとも、さらには撮影時のイメージとも、全く異なったものに仕上がることも珍しい話ではない。言うなれば、台本・絵コンテ・撮影・編集で「４度映画を撮っている」ようなものだ……否、音楽や効果音インサートといった作業も、それによって新たに“演出””しているのだから、「映画は５度撮る」といっても過言ではないだろう。

　となると、そんな映画の“５行程”のうち、まだ３つ目の行程の入り口に立っているに過ぎない。それどころか、まだ撮ってないシーン・カットもいくつかあるので、まだまだ４行程も残している、といった方が正確だ(;^_^A

　年内完成・上映を目標にしているだけに、この暑い夏に、さらにさらに“熱く”なって、残りの行程を仕上げていかなければならない。そうそう、アフレコもあるし………

　そのためにも、早く直ってよ！HDD！！(ＴｍＴ)