神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『YOSHIKOを探せ!!』完全版、ついについに完成!

 昨年8月下旬にクランクインした、私にとって24本目の監督作品となった『YOSHIKOを探せ!!』(1997年の『“午下がり上映会”オープニングフィルム』⦅3分⦆と2000年の『豊田高校予餞会用ビデオドラマ』⦅10分⦆を加えると26本目)。既に短縮(アクション特化)版は去る10月7日(木)の「広島殺陣フェス2021」で公開されているが(本来はこのイベントのための制作)、そこで描けなかった後日談(新撮)も含めた、ストーリーに一応の決着を観る「完全版」と言うべきバージョンが、過日ようやく完成の目を見た。

 

 

 2006年11月の『令嬢探偵★モロボシアイ』クランクインに端を発した、当方の「広島発ヒロインアクションムービー」シリーズも、今年で17年目に突入したが、ここ最近制作した『THE 争奪戦っ!』と今回の『YOSHIKOを探せ!!』の2作品は、従来のテーマであった“勧善懲悪”や単純明快な展開とは一線を画す内容なので、敢えて「番外編」の位置づけにしている。もっとも、こと「ヒロインアクション」という観点からは、両作とも、肉弾ファイトのみならず剣劇(チャンバラ)も披露するので、むしろ濃密だといっていい。

 

 今回の『YOSHIKOを探せ!!』の特徴と言えば、まずキャストの構成が挙げられる、番外編・正統を含めた「広島発ヒロインアクションムービー」のみならず、我が24本(26本?)のフィルモグラフィーに於いて、7名全員が初の女性のみのキャスティングとなった。それも、役柄もあるが、皆メインを張ってもおかしくないメンバーが集結してくれたのは強みだった。そんなわけで、実に可憐なメンバーによる華やかな撮影現場だったんだけど、扱うテーマは「ズベ公」映画。かつて70年代に世を席巻した東映や日活(ロマンポルノ前夜)の『女番長ゲリラ』、『恐怖女子高校』『牝蜂の挑戦』『野良猫ロック』といった“ズベ公映画”の系譜を、それも登場人物に『仁義なき戦い』顔負けのドぎつい広島弁の台詞を喋らせて、今までになかった「可憐なメンバーによる“ズベ公”系ヒロインムービーを実現した。ネイティブな広島っ娘も、今回の台詞回しには戸惑ったようだったけど(;^_^A

 

 

 

 

 

 

 

 アクションも、本シリーズに多く参加してくれている、広島アクション系演劇の第一人者である劇団おくら座の田中暁弘氏がアクションコーディネーターで参加してくれているおかげで、殺陣の見応えも十分。アクションに無縁そうな子までが必死の形相で剣劇(チャンバラ)に肉弾ファイトに挑む姿は必見である(しかも7人中6人はアクションを披露する!)。

 

 また、昨年10月7日の「広島殺陣フェス2021」公開版では描かれていなかった意外な設定・展開は、「殺陣フェス」に参加いただいた方は勿論、今まで当方の「広島発ヒロインムービー」シリーズをご覧頂いた方にも楽しんでいただけるものと自負している(;^_^A   本作は初めて“ヒロインアクションムービーサーガ”と為る可能性を秘めたあるから。

 

 ところで、作品完成となると、次は上映、ってことになるんだけれど、それについても重大な発表が控えている。次回のブログにご期待ください!!(;^_^A