神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

広島弁のズベ公映画?

 昨晩、CSのチャンネルNECOで「逆襲!オンナの倍返し」なるフジ系のバラエティーが放映されていた。その中で、出演者のファーストサマーウイカが、怖い方言として「広島弁」を挙げていたのは印象的だった。

 

 

 広島弁が全国的に見ても荒っぽい方言であることは、すでに一般的である。確かに広島の方言は攻撃的で、関西弁のようなユーモアの部分はほとんどない。もっとも、広島弁=ヤクザのイメージが定着したのは、一連の『仁義なき戦い』シリーズ以降だと思われる。そこら辺は、現在大ヒット中の『孤狼の血 LEVEL2』辺りにも引き継がれているようだけど(;^_^A

 

 

 実際広島の人間が常に喧嘩腰で会話しているかといえば決してそうではなく、ネイティブな広島人にとっては何の違和感もないんだけれど、どうもそんな広島人の日常会話を東京辺りの街中でしようものなら「こいつら、喧嘩してんの?」なんて思われてしまうようである(;^_^A

 

 昭和60年代ヒロインアクションドラマファンとしては、折角『仁義なき』の東映作品なんだから、『スケバン刑事Ⅱ少女鉄仮面伝説』は高知ではなく広島を舞台にして、主演の南野陽子には土佐弁ではなく広島弁をしゃべらせてほしかったなぁ(;^_^A 「おまんら、許ざんぜよ!」ではなく「わりゃ! 何ナラ! 許さんで!」の方がよっぽど迫力があったと思うけどなぁ(;^_^A

 

 ところで、現在鋭意制作中の拙作『YOSHIKOを探せ!!』は、近年私が撮ってきた作品の傾向に倣って、主人公以外、皆広島弁をしゃべらせている。実は本作、過去の作品に比べて“ズベ公”度がかなり高いのである。勿論、あのどぎつかった東映70年代プログラムピクチャーの“ズベ公”映画には及ぶべくもないが、全編広島っ娘が広島弁を攻撃的にしゃべる“ズベ公”系映画って、プロの現場も含め、今までなかったんじゃないかな?

 

 

 そんなわけで、可愛い子らが精一杯虚勢を張ってネイティブな広島弁で渡り合う『YOSHIKOを探せ!!』に、是非期待して頂きたいものである(;^_^A

 

 

 この『YOSHIKOを探せ!!』は、来る10月7日、JMSアステールプラザ 大ホールで開催される「広島殺陣フェス2021」にて封切られます!

http://www.a-net.shimin.city.hiroshima.jp/anet/event/archives/page-80306.html