神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

“幻”のIPF広島発ヒロインアクション

 単に「広島発ヒロインアクション」と書くと、それこそ『サルベージマイス』 のような劇場公開映画や、他の広島で活躍されている団体さんの作品も関わってくるので、敢えて“IPF(イチヱンポッポフィルム”と断っておく(;^_^A   現在“広島発ヒロインアクションムービー”シリーズとして8作品(『令嬢探偵★モロボシアイ~広島より愛を込めて~』『天使諜報★神宮寺真琴~狙われた生徒会長~』『~市民の敵は場外へ飛ばせ!~』『~シンデレラの懸賞金~』『特命探偵☆葛城アキ~郷土の怒りをぶちまけろ~』『電光石火☆八城忍』『学園特捜☆伍代聖羅~戦士の休息~』『女子高生戦士☆英あいり』)、そして“番外編”として2作品(『THE 争奪戦っ!』『YOSHIKOを探せ!!』)のIPF版「広島発ヒロインアクション」が存在するが、実はこのブログで何度も紹介したとおり、他にも未完のものがある。

 

 

 まず筆頭に上げられるのが『台車ガール』(斉藤克幸監督作品)。既に撮影は終えていて、完パケ作業の完成を待つばかりの作品である。また、今から21年前に撮影が終了したものの、その後今日まで”放置”されていた『スケバン刑事広島版~狙われた生徒会長~』もある。こちらの方は、8ミリフィルム作品ということもあり、テレシネでデジタル化しないとなかなか完パケ作業から上映までこぎ着けるのは難しそうである(昔は『ビデオだから上映会が出来ない』なんて云ってたのに、今や『フィルムだから上映が難しい』時代となってしまった(;^_^A )。また当時のメンバーとは今や完全に音信不通なんで、新たなアフレコメンバーを探さないといけない点も、なかなか進まない理由の一つである。

 

 

 

 

 それともう一つ、もともと「ヒロインアクション」のカテゴリーで撮った意識がないもの、劇後半に拳銃持ったヒロインと暴力団員との追撃戦(といってもどこかコミカル)が展開する、極めてヒロインアクション的な作品『むてっぽう。』がある。こちらは既に1998年9月6日(黒澤明監督の命日!)に封切り、最近も一昨年のひろしま映像ショーケースで上映された、もちろん完成した作品だ(他にも兵庫県姫路市の上映イベントに参加したことがあった)。しかしながら、オリジナルの8ミリフィルムでの上映は封切り日のみで、後はテレシネビデオ(そしてそれをDVD化したもの)での上映履歴しかない。今年7月に、サークルとしても2007年4月以来13年ぶりに映写機による8ミリフィルムオリジナル上映会を開催出来たので、出来ればこの『むてっぽう。』もオリジナルの形で上映し観賞していただきたい。

 

 

 そうなると、ここに一つの“野望”が芽生える。上記のうち『スケバン刑事広島版』は、そのまんまで作ってしまうと、いろいろと問題が生じるかもしれない。まあ、「セーラー服刑事」「制服刑事」「女子高生刑事」などの“パッチモン”のB級プログラムピクチャー(SP映画?)風タイトルにして曲や台詞も差し替えて流す手もあるが、それではこの作品のパロディー性というか“味”は伝わらないかもしれない。そこで、例えば8ミリ上映会版“広島発ヒロインアクションムービー”上映会(「広島発ヒロインアクションまつりto8FILM」?)を画策して、ラインナップは、オリジナルの8ミリフィルム上映による『むてっぽう。』、続いてテレシネによる8ミリ作品『スケバン刑事広島版~狙われた生徒会長~』、そして最後に、こちらはデジタルだが、未完のままだった『スケバン刑事広島版』の物語をそのまま換骨奪胎した、『天使諜報★神宮寺真琴~狙われた生徒会長~』を上映して『~広島版』」と比較してもらう、というイベントを、7月と同様に無料上映会という形で開催出来ないか、ということ。まずは『スケバン刑事広島版』が完成しないことにはどうしようもないが、出来れば来年あたりには実現したいものだ。

 

 もっともその前に『YOHIKOを探せ!!』完全版と『台車ガール』の完パケ作業を急がねば(;^_^A