神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

映画は音楽がとっても大事!

 インディーズムービーとはいえ、映画におけるミュージック=音楽は大変重要な要素である。

 

 まだ習作に近かった初期の作品では、ありもののBGMを流用してきたが、比較的著作権が緩かった昔ならばいざ知らず、昨今はおいそれと上映できないのが現状だ。それ故、以前紹介した『スケバン刑事広島版 ねらっわれた生徒会長』も、どうしてもオリジナルの音源は欲しいところなので、仮に完成しても、今考えている形では、とても有料上映なんてままならない(どうも規定では、無料公開ならば抵触しないようである)。だから、仮にこの作品を「広島発ヒロインアクションまつり」のカテゴリーで流すとしても、例えば“第0部”として無料公開したのち、一旦退場願って、改めてチケット購入→入場をお願いする形をとらなければならないかもしれない。

 

 

 ところで、現時点では8ミリフィルム制作では最終作となっている『むてっぽう。』(1998)から、オリジナルの楽曲で制作している。その時、音楽を担当してくれたのが、大学映画論以来の後輩である工藤英之くんだ。彼は当時、地元で消防隊員を務めながら作曲活動を続けているという変わり種で、実に印象的な楽曲を提供してくれた。続いて、デジタルで初めて撮った『AGAPE』では、盟友の川本伸也くんの紹介で、Prinusという愛知のグループの楽曲を提供してもらった。本作では、初めて歌詞入りの主題歌が登場する。

 

 その後、制作は“広島発ヒロインアクションムービー”にシフトしていくんだけれど、その中で『天使諜報★神宮寺真琴』シリーズ3部作、『特命探偵☆葛城アキ』『電光石火☆八城忍』『学園特捜☆伍代聖羅』、そして『THE 争奪戦っ!』と7作にわたって楽曲を提供してくれて、“広島発ヒロインアクションにおける菊池俊輔”といっても過言ではない活躍を魅せてくれたのが藤江伸也くんである。プロの現場でも活躍しているだけあって、いつも我が“昭和60年代ヒロインアクション”ファンの琴線に触れる楽曲を提供し続けてくれている。『女子高生戦士☆英あいり』では、中川晃くんが素敵な楽曲と、主演のILOVEU@あいりさんの歌うエンディングテーマ「YELL」の作曲を担当してくれた。当方の作品における主題歌は『AGAPE』以来である。

 

 このように、最近は本当に多くの作曲家に支えられて、映画制作が出来ている。楽曲一つで映画に雰囲気ががらりと変わることは、常に痛感しているので、今後も作曲してくださる方々に支えていただきながら、何とか映画制作を続けてゆきたい。