神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

娘たちと映画

 先週末より『劇場版 あなたの番です』が封切られた。ドラマが放映されていた頃から熱烈なファンだった次女は、この日を指折り数えていたようで、流石に平日の封切り日は難しかったものの、長女と共に、週末の早い回の観賞と相成った。

 


 流石にもう親に連れ添われなくても、子供らだけで普通に映画を観るようになったんだけど、まだまだ劇場に連れて行ったりチケットを購入したりするのには親の手を煩わしている。自分がこの子らの年の頃には、当たり前に自分でバスに乗って市内(広島旧市内のことを地元民は「市内」と呼んで、政令市としての広島市と区別している)の劇場まで行って一人で映画観賞していたモノだ。こうなると“過保護”といっても過言ではないので、まずはチケット購入を、やがてはバス代渡して自力で劇場まで行けるように、とステップを踏んで教育していかねばならないだろう。尤も最近は市内の映画館なんて殆ど無く、専らスーパーに隣接したシネコンばかり。逆にバスに乗って行く方が面倒くさくなってはいるけどね……

 ところで、自分が娘たちの年齢だった頃といえば、それまでの特撮やアニメといったものから“卒業”して、本格的に一般映画を観賞し始めた時期だ。そして何といっても、角川映画第二弾『人間の証明』を観た年だ。当時の角川商戦の象徴だった膨大な量の予告編に乗せられ、まず原作本を一気に読み、そして勇んで劇場(今は亡き広島宝塚劇場)に足を運び、観賞した映画に感動し……と、「文学好き」「映画好き」という、今の仕事および趣味のきっかけとなった一連の「人間の証明」(原作本&映画)に触れたあの年に、現在の娘たちの年齢が到達したという事実は、なんとも感慨深い(;^_^A  娘たちも、昨年辺りからアニメではない映画も好んで観賞するようになった。『アラジン』『私がモテてどうすんの?』、そして今回の『劇場版 あなたの番です』。長女の方は『パラサイト』を筆頭に最近すっかり韓流映画・ドラマにハマっているので、今後劇場(シネコン)のお世話になることも多いだろう。長女にしても次女にしても、これから劇場・CS・DVD等で観賞する映画によって、人生の未来が開けるかもしれない。だから映画観賞に関しては、極力口出ししないつもりだ。

 さて、『劇場版 あなたの番です』の観賞を終えて出てきた娘たちは、帰りの車中で、先程観た映画についてああでもないこうでもない、って語り明かしていた。その声を背中に聴きながら、「これって、友人同士や恋人とのデートで映画観賞した後、喫茶店などで語り合う光景と一緒じゃん」って思ったね。同い年の双子故、ちょうど親しい同級生と一緒に映画観賞したのと同じシチュエーションなんだ、って思うと、何やら娘たちの境遇が羨ましくなってきたよ(;^_^A  こちとら、高3で映画仲間がクラスに見つかるまでは、ずっと「一人観賞」だったものなんでね(;^_^A