神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「広島東映」跡地の「東急ハンズ」で『ANNA/アナ』を観た!

 先日、初めて東急ハンズ内の映画館へ行ってきた。

 

 

 広島市中区の目抜き通りに立つ広島東急ハンズ。おそらく30代後半以上の年齢の人にとっては、そこにかつて「広島東映」「東映パラス」という2館の映画館(スクリーン)を有する、映画館に特化した建物があったことを記憶している方が多いと思う。ここの通りの映画館が廃館になったり移転したり、複合ビルに建て替わってその一フロアに移ったりと、次第に映画館の風情がなくなっていく中、最後まで孤塁を守ってきた映画館だったが、上記のように東急ハンズに建て替わり、それでもしばらくは上階で興行を行っていたが、気が付けばそこもシネコンに取って代わられて、いつに間にか「広島東映」の面影どころか、映画館自体がなくなってしまった。

 

 

 先頃、CSのシネフィルWOWOWで、往年の東映まんがまつりの中でも名作の誉れ高い『マジンガーZデビルマン』『マジンガーZ対暗黒大将軍』『グレートマジンガーゲッターロボ』が相次いで放映されましたが、どれも観たのは広島東映。ただ、最後に行ったのはおそらく角川映画の『野生の証明』。当時地下にあった東映パラスも、橋本以蔵監督の『cfガール』を観たのが最後だったと思う。

 

 そんな東急ハンズの、ずっと空き家になっていた映画施設に、最近になって、老舗の名画座劇場であった「サロンシネマ」が鷹野橋から移転し、何年かぶりに、この地この場所に映画館が甦った。というわけで、今回、上記の『cfガール』以来、31年ぶりに、この、かつて広島東映東映パラスのあった場所で、映画を観賞することができた。

 

 その日は、まず東急ハンズの斜め向かいにある福屋別館の8階にある映画館「八丁座」へ。昨年11月に基町クレドで鑑賞した大林宣彦監督の遺作『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』のパンフレットをゲットするためだ。流石にパンフとしては破格の1000円という価格設定は答えたが、なかなか内容には厚みがあって、読み応えありそうな代物だった。この内容についてはいずれまた言及したいと思うが、さしあたり、富田靖子石田ひかりの対談記事があるのには歓迎したね(^^) しっくり読み味わいたいと思う。

 

 

 そういえば、ロビーには『おかあさんの被爆ピアノ』の展示もされていた。それと帰りのエレベーターで一緒になった親子連れの男の子が「八丁座じゃけ、8階にあるんじゃね」って言ってたのか、やけに耳に残ったな。そういう発想、好きだな(;^_^A

 

 

 それから、いよいよ東急ハンズへ。直通のエレベーターでこれまた8階にある「サロンシネマ」へ。円形のロビーの天井には所狭しと映画なキャラクターが描かれていて、何ともおしゃれな佇まい。この円形ロビーはテレビなどで拝見してきたが、今回実際に行って、これはハンズ上階の円筒部分に映画館があるってことを今更ながら分かった。

 

 

 ちなみに今回観賞することになったのは、リュック・ベンソン監督の『ANNA/アナ』。今回30数年ぶりにここに訪れたのは、この期待のヒロインアクションを観るためだった。監督のぞの前のヒロインアクション『LUCY』の時は、数多のシネコンで華々しくロードショー公開されていたが、その系列であるはずの本作は、何故か広島ではこの「サロンシネマ」の単館ロードショーとなっている。本来ならば6月には観賞が出来たはずなんだけど、件の新型コロナウイルス禍による延期で、ようやくこの度観賞が相成った次第。

 

 

 かくして、先月30日の『今日から俺は!!劇場版』観賞より僅か12日後の11日、「月に一度は劇場映画観賞」8月分の作品『ANNA/アナ』を無事観賞できた。作品レビューに関しては、いずれまた(;^_^A