「尾道三部作」の“三社参り”
今日は、職場の“仕事”で尾道へ。その間、自由時間を利用して、同僚と尾道の街を散策した。短時間故、そんなに巡ることはできなかったが、それでも、故大林宣彦監督の作品ロケ地をいくつか見ることが叶った。
まずは千光寺公園から徒歩でくだり、「艮神社」へ。ここは御存じ『時をかける少女』の有名なロケ地だ。
続いて「茶房こもん」をかすめて、「御袖天満宮」へ。ここは最初、JR山陽本線沿いだと勘違いしていたが、同僚のスマホで検索したら、実は千光寺ロープウェイ乗車口の近くにあることに気づき向かった次第。尾美としのりと小林聡美が転がり落ちた階段を登るのは、我が老体には堪えたが(;^_^A 天満宮から見下ろす急な階段に、あの『転校生』の有名なシーンがすぐに脳裏に浮かんだ。
それから、尾道水道に足を運び、福本渡船の船着き場に向かった。流石に「西願寺」は遠かったが、ここも、『さびしんぼう』でセーラー服姿の富田靖子が登下校で乗り込む有名なロケ地だ。それに何といっても、この渡船の愛称「一円ぽっぽ」は、我が映画制作団体の名称でもある。
奇しくも今回は、『転校生』『時かけ』『さびしんぼう』という、大林監督の“初代”「尾道三部作」のロケ地の“三社参り”(一か所は“社”じゃなかったけど(;^_^A)となってしまった。今回共に散策した同僚は、そんなに映画に詳しくないものの、この三部作の、それも今回巡ったロケ地でのシーンをよく知っていて、それに関していくつも質問を投げかけてくれた。それにいちいち答えられる私もどうかしているが(;^_^A、何か嬉しいひと時を過ごすことが出来た。
いつもは家族を車でここまで連れてきて、しかも「こもん」のワッフルを食べたら出発、なんてことばかりだったが、今回のように、別の交通手段を用いて駐車の心配のない中、歩きで各ロケ地を巡れたのは、実に新鮮だった。なんだか、我が心の中の“尾道愛”“ファンタジー愛”に再び火が付いたような思いだったよ(;^_^A