神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

惜別!「走れ!」と「口笛天国」

 昨晩(今朝?)は、日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲」の最終回。文化放送(JOQR)深夜の長寿番組が52年の歴史に幕を閉じるということで、オンタイムでその最期を見届けた(聴き届けた?)。

 

  現役パーソナリティ勢揃いの、最終回オンエア直後の記念撮影。本来自分の出番でもない火~金のパーソナリティも、深夜にもかかわらず最終回のオンエアにはせ参じていたんだそうだ。こういうスチールを見ると、番組CMの「一人じゃないんだ日野ファミリー」の惹句が脳裏をかすめてしまう(;^_^A

 

 この「走れ!歌謡曲」への思い入れは、先日のブログで触れたばかりだ。私にとっては受験生だった1981年度限定で、僅か1年足らずの聴取に過ぎなかったが、その間いっぱい手紙・葉書を読んでもらえて、実に至福の時間を過ごさせてもらった。また、早朝といっていい深夜の放送故、聴いている者も少なく、それが逆に「俺は知ってるんだぜ」っていういびつな“特権”意識にもつながっていたなヾ(- -;) 「口笛天国」が流れると、我が琴線に触れるってのも、そんな気分だった。

 

 

 そんなわけで、我が青春の一部であった「走れ!歌謡曲」を最後の最後で再び聴くことになったけど、これだけの長寿番組が、FOするように消えていくのは、何とも寂しい思いだ。だって、もう人生最初のリタイヤを数年後に控えたようなオッサンが高校時代聴いていた番組が、同じような体裁で、今まで続いてきたってこと自体、凄いことだし、今回40年ぶりに聴いてしみじみ思ったのは、この番組(っていうか「口笛天国」)を聴くだけで、気分は高校時代のそれに戻れたもの。

 

 

 人間は人生の中で多くの別れを体験し、その喪失感を乗り超えることで成長していくものである。私もこの歳まで、父親の死など多くの“喪失”を味わってきた。今回の「走れ!」の打ち切りもそんな“喪失”の一つだろう。

 

 今後、こんな形で特定のラジオ番組に思いを馳せることはないかもしれないけど、それはそれとして、そろそろ人生の総決算というか、「思い出の整理」をしていかなければならないだろう。

 

 こちらは、youtubeで見つけた山加朱美さんの「走れ!歌謡曲」の放送の一部。時期は違う(3年前)ものの、山加さんは、私の手紙を初めて読んでくれたパーソナリティで、非常に思い出深い。そこで亡き恩師への思いを綴った手紙を読んでもらって、その回を録音したテープは、恩師の墓参りに行った時に恩師のお母さんに渡し、非常に喜んでもらったことを覚えている。それも既に40年近く前の話だけど……