神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

昭和プロレスに思いを馳せて ~我が観戦記録~

 去る今月19日は「プロレスの日」だったんだそうだ。それでピンと来たのは力道山の「プロレス国際試合」。それで検索したら案の定、1954年のこの日、今は亡き、そして昭和プロレスファンにとってその名が何ともなじみ深い「蔵前国技館」で、初のプロレス国際試合「力道山木村政彦組vsシャープ兄弟」の一戦が開催された。プロレスファンにとっては凄い記念日だったんだなぁ(;^_^A

 ところで、青春期を昭和の時代にどっぷりつかっていた私は、ご多分に漏れず根っからの「プロレスファン」。当時の青少年は大抵この「プロレス」と「特撮」にハマっていたもんだ。もっとも大抵の者が成長と共にこれらを“卒業”していくものだが、私の場合、両方とも「昭和」と共に未だ引きずっている(;^_^A  最近でもBSやCSでプロレスを放映していると、新日でも全日でもドラゴンゲートでもつい観てしまうし、テレ朝チャンネル日テレジータスなどで往年の昭和プロレスを放映しようものならばテレビに釘付けになってしまうし、気に入ったカードならば録画も欠かさない(;^_^A

 

 子供の頃は住んでいた地域のネット局の都合で、TBSの国際プロレスから観始めたが、やがてNETの「ワールドプロレスリング」が始まって、初めてアニメ(テレビマンガ)の『タイガーマスク』でしか知らなかった猪木の生の姿を見ることができた。やがて父親の転勤で広島に戻って、ようやく日テレの「全日本プロレス中継」で馬場の方も“生”を見れた。でも全日本の中継は「8時だョ全員集合」や『人造人間キカイダー』『キカイダー01』『デビルマン』『ミクロイドS』『キューティハニー』と放映枠が重なっていたんで、専ら金曜8時新日本の方をよく観ていた。今にして思うと、上記の子供向け特撮&アニメを放映してたのはNETが前身のテレビ朝日だったんで、それを『全日本プロレス中継』の時間帯に敢えてぶつけて、子供のプロレス視聴者を根こそぎ奪おうとしたテレ朝のえげつなさが垣間見られるなぁヾ(- -;)

 

 昭和50年代は、スペシャル枠で放映されていた猪木の異種格闘技戦に熱中し、その後一時期プロレスからは離れたが、天龍源一郎がSWSに移籍した頃からまた興味を持って、深夜枠に追いやられたプロレス中継を録画して翌日観たり、週刊ゴング週刊プロレスを買いあさって読んだり(どちらかといえば週ゴン派だった)、プロレスのムック本も欠かさず買っていた。そして現在に至っている。

 

 実際に生でプロレスを観戦したのは全部で3回。最初は1981年4月10日、今は広島グリーンアリーナに様変わりした広島県立体育館で、全日本プロレスの試合を、馬場ファンの同級生に誘われて観戦した。その日馬場はキラー・ブルックスとのシングルマッチで十六文キックを炸裂させ、メインイベントは何とアブドーラ・ザ・ブッチャーvsブルーザー・ブロディシングルマッチ。案の定、試合は場外乱闘の流血戦となり、結局10分も立たずに両者リングアウト負けの結末だった。

 

 

 次に観戦したのは、それからずいぶん経っての1992年6月2日に広島サンプラザで開催された新日本プロレスの「'92クラッシュ・ザ・スーパーヘビーⅢ」。この時はプロレス大好きな叔父に連れられての観戦で、セミファイナルは橋本真也vs飯塚孝之、メインイベントは武藤敬司蝶野正洋vs長州力&野上彰戦だった。確か武藤が流血して顔面が真っ赤になり、それがまるでグレートムタのような形相で、結局その後の武藤のムタばりのラフファイトで武藤・蝶野組が勝利したんじゃなかったろうか。

 

 

 そして今のところ、最後の観戦となっているのが、1995年2月12日に広島市佐伯区スポーツセンターで開催されたWARの「革命鳴動'95 最終戦」。これも上記の叔父貴のおかげで観戦できた。ようやくファンだった天龍のWAR初観戦のはずだったが、あいにく当時天龍が鎖骨骨折で欠場だったのは残念だった。対戦カードは、剛竜馬vs板倉広という「元パイオニア戦志」対決や、足だけ異様に細い元力士・太刀光修vs全日、新日で活躍したタイガー戸口ことキム・ドクの対戦、ウルティモ・ドラゴンvsドウ・カラスの豪華過ぎるジュニア決戦、そしてメインイベントは冬木弘道&邪道&外道の「冬木軍」vsアニマル浜口北原光騎平井伸和(日プロ「ミツ・ヒライ」の息子)の3メンタッグマッチだった。メインにしてはやや小粒のカードだったが、“反骨心”の冬木も天龍同様ファンだったし、アニマル浜口が生で見られたりしたので、まあ満足できる観戦だった。

 

 ちなみに観賞時のチケットを未だ保管していた(とはいっても最近の部屋整理でたまたま見つけた)のは、92年の新日のものだけで、後は開催時期も失念していたのだが、ネットにおける国内プロレスのデータは実に豊富で、後の試合日程はすべて検索によって確認できた。何とも有難い話であるm(_ _)m それと、元々テレビ中継がなかったWARは除くとしても、1981年の全日も、1992年の新日も、共にたまたま「全日本プロレス中継」「ワールドプロレスリング」(当時は既に深夜枠)で録画中継されたので、テレビで再度観賞できたのは有難かったな(;^_^A

 

 最近は「猪木は馬場をなぜ潰せなかったのか: 80年代プロレス暗闘史」を読みながら、70~80年代の昭和プロレスに思いを馳せているが、“ヒロインアクションブログ”を標榜している「神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~」でも、「プロレス」の話題は日頃から定期的に掲載しているので、またいずれ言及していきたい(^^)