神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

令和『ガメラ』、私も観たい!!(;^_^A

 過日ネットでこんな記事を見つけた。

 

平成ガメラ出演の中山忍「令和ガメラが見たいです」 熱い思いに会場から万雷の拍手
https://news.yahoo.co.jp/articles/3da78c60f1c770d7334829415a3afe770e00e73d

 

 詳しいことはわからないが、去る11月27日に、『ガメラ 大怪獣空中決戦』のドルビーシネマ上映、というイベントがあったそうで、その舞台あいさつで金子修介監督をはじめ、蛍雪次郎氏などに交じって、ヒロイン役の中山忍が登壇し、上記の見出しのような言葉を口にしたそうだ。彼女はいわゆる「平成ガメラシリーズ」三部作に“皆勤”出演した、ダブルヒロイン藤谷文子をしのぐ、まさに“平成ガメラ”の顔だ。

 

 
 『ガメラ 大怪獣空中決戦』の初見は、応募して当たった試写会だった。71年の“永田”大映倒産後、もう決して観る機会はないと諦めていた『ガメラ』の新作が、それも一時劇場映画『ウルトラQ』の監督候補に挙がっていた金子修介監督の手によって製作されると知った時は大いに胸が高鳴ったものだった。しかし、その後「季刊宇宙船」などに掲載される特撮スチールが意外にちゃっちく見えたこともあって、一抹の不安を抱えるようになっていった。しかも試写会場となった今は亡き広島東宝の舞台には、スタッフキャストならぬ着ぐるみのガメラ(見るからにアトラクション用)が現れるに至っては、「これは“お子様映画”」なんじゃないかって、不安はますます膨らんでいった。だがその不安は、実際に映画が流れ始めてから、あっという間に消え去ってしまった。面白いのである。グイグイ引き付ける圧倒的な映像とテンポにすっかり酔いしれてしまったのである。いい意味で自主映画のような、細部に渡って緻密さとこだわりを追求した作品世界・映像に、我を忘れてスクリーンに見入ったものだった。勿論、後日チケットを購入して再度観賞したし、レーザーディスク(時代ですなぁ……(;^_^A)も購入して何度も何度も観返した。

 

 それから既に四半世紀の年月が流れていたなんて思うもよらなかった。当の中山忍も既に御年47歳となったそうだ。まあ、その分私もすっかり歳をとってしまったけれどね(;^_^A  それでも、この年月が信じられないほど、『ガメラ 大怪獣空中決戦』を観た記憶は、ついこの間だったかのように鮮明に残っている。

 

舞台挨拶中の中山忍嬢。今も変わらずお綺麗ですね!(^^)

 

 件の大映も、“徳間大映”“角川ヘラルド”を経て、今や「角川映画」(角川春樹事務所とは別物)となってしまった。それに伴って、過去の大映作品まで強引に「角川映画」と言い張る今の“歴彦”「角川」には大いに不満を持っているものの、今後『ガメラ』映画を製作する権利を有しているのはこの「角川映画」だけなんで、何とか、再び金子監督の手によって、復活させてほしい。それが実現したならば、きっと東宝の『シン・ゴジラ』とは真逆のベクトルの、外連味たっぷりの血沸き肉躍る怪獣映画になると期待している。

 

 もしそれが実現したら、劇中の“大御所”の役で是非中山忍嬢にも出演してほしい。それこそ、近年のゴジラシリーズに河内桃子・星由里子・水野久美白川由美が出演した時のように。

 

 

 その折には、当然蛍雪次郎氏にも出演をお願いしたい。役柄はもちろん、東宝怪獣特撮映画の山本廉を彷彿させる、稀代の“怪獣第一発見者”役として……(;^_^A