神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

新技術で甦る「平成ガメラ」

  先日紹介した『ガメラ大怪獣空中決戦 4K HDR(High Dynamic Range Imaging)』の期間限定上映だが、思いがけないほどの盛り上がりを魅せているらしい。

 

鬼滅の刃』が歴代興収2位を記録!「平成ガメラ」上映もランキングで好調スタート
https://news.yahoo.co.jp/articles/3abdcdff353cea260180e37f597c8c96c0e18c95

 

 この記事では、現在空前のヒットを遂げている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』とガメラが(こちらはミニシアターランキングとして)並び称されている。あくまでマニアックな層を対象とした特別上映の範疇と思っていたのだが、その上映形態自体が、どうも画期的で、往年の特撮映画を見事に甦えらせる技術として注目されているらしい。

 

 

 

 

 

 今、何故そんなシステムの対象に「ガメラ」が選ばれたのかは不明だが、その特別上映の日が、オリジナルの“昭和ガメラ”第一作『大怪獣ガメラ』の55年前の封切日と同じ11月27日っていうのが、何とも心憎い(;^_^A

 

 確かに「ガメラ」は「ゴジラ」と並び称されるでき、日本怪獣特撮映画の金字塔で、「ゴジラ」以外では唯一、長期シリーズ化されたキャラクターであり、もし“永田”大映が倒産の憂き目に遭わなかったら、」「ゴジラ」と同様、もっとシリーズは続いていたかもしれない。実際、“昭和ガメラ”最終作となった『ガメラ対深海怪獣ジグラ』の次に、『ガメラ対双頭怪獣ガラシャープ』なる企画もあったと聞く。しかも、倒産後も“徳間”大映時代に、過去作品のパッチワークのような『宇宙怪獣ガメラ』や、金子修介監督による奇跡のような新撮“平成ガメラ”3部作、そして番外編の『小さき勇者たち〜ガメラ〜』まで制作されたことを考えると、「ガメラ」に新技術の“白羽の矢が立った”こともうなづける。しかし、やはりメジャーな「ゴジラ」を差し置いて「ガメラ」が先に選ばれたのは意外だが、逆の意味でうれしくなってしまう。それこそ、「寅さん」を差し置いて「トラック野郎」が選ばれたようなものだから(;^_^A

 

 記事のコメントにも書いてあったが、この勢いで、個人的にはシリーズ中一番好きな『ガメラ2 レギオン襲来』も是非「4K HDR」化してほしい。そして広島でも観賞できるようになることを切に願う(もちろん『大怪獣空中決戦』も含めて(;^_^A