神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

カーネル・サンダース 銀幕に踊る

 『ドラキュラ対フランケンシュタイン』(1971)なる怪作を世に送り出したアル・アダムソン監督。自身が演出した、かの『ウエストサイド物語』……否、『フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ』のラス・タンブリン主演の暴走族映画の出来が殊の外悪かったため、急遽ドラキュラとフランケンシュタインの怪物を登場させ、強引にホラーにした、という曰くつきな作品だ。

 

 そんなアダムソン監督が、これまた曰く付きのチャールズ・マンソン一味(シャロンテート殺害事件)のコミューン・スパーン牧場で撮った、Z級の暴走族映画『Hell's Bloody Devils』(1970)に、あの「ケンタッキー・フライド・チキン」の“カーネルおじさん”が出演しているらしい。それもあの人形ではなく、正真正銘、生身のカーネル・サンダースその人である。

 

 

 どうもこの出演劇は、制作予算を圧縮するために、カーネルを出演させる代わりに、スタッフキャストにフライドチキンを提供する、というタイアップだったようである。そんな記事を、今は亡き映画秘宝ムックの「エド・ウッドとサイテー映画の世界」の記事で読んだことがあった。

 

 というわけで、今日はフライドチキンの日らしい(;^_^A