神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

広島カープの赤と緑

 別に赤い色が好きというわけではないけど、長年応援している広島東洋カープの影響か、赤い色を身につけている人を見ると、勝手に仲間意識が芽生えてしまう。

 

 確か、埼玉西武ライオンズが、破竹の連覇を続けてきたあのスカイブルーの野球帽になかなか戻せない(期間限定で旧ユニフォームに戻るときを除く)理由の一つに、スカイブルーでは大人のファンがかぶりにくい、というのがあったとどこかで読んだことがある。それでいうと、件のカープの赤帽などその最たるものだ。実際子供の頃、急にカープの帽子が赤に変わった時には面食らった詩、あの向こうっ気の強かった故・衣笠祥雄氏などは、75年春のキャンプでは敢えて前年まで使用した紺のヘルメットをかぶり通していたことが、当時の記録フィルムでうかがえる。もっとも、今となってはその赤が女性に受けて、それが“カープ女子”を生む原動力に一つになっているらしい。それに、その後赤は「闘志の色」(と当時赤ヘルを導入したジョー・ルーツ監督は考えていた)というのが定着したから、もうカープファンで「赤」を身につけることには何の抵抗もなくなったようだ。ただ、球場でもユニフォームは身につけているものの、赤帽までかぶっている男性は女性と比べて圧倒的に少ない。

 

 

 それとカープを巡る色関係をもう一つ。惜しくも数年前に解体されてしまった旧広島市民球場。解体前に何度も全国放送などで映し出された旧市民球場は、全体がアイボリーに塗装されていた。しかし、初優勝した昭和50年代辺りまでは、緑色の球場だった。奇しくも、先日やっとDVDで手に入れた日活ムードアクション『夜霧の慕情』で、市民球場のネット裏席でやくざ同士の麻薬の取引が行らわれるシーンがあるんだけれど、その際、懐かしい緑色時代の市民球場の正面が映し出されていた。とても懐かしかったなぁ(;^_^A