神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

天国のロードウォリアーズ

 最初、この訃報を目にして、つい元阪急ブレーブスアニマル・レスリーと見紛ってしまった。それくらいアニマル・ウォリアーの死はピンとこなかったから……

 

 

 幼少期から、同世代がそうであったように、日常にプロレスがあった。そして就職し一人暮らしを始めた80年代後半から世紀末に至るまで、週ゴンや週プロを買いあさるくらいプロレスに傾倒した時期があった。当時すでに深夜枠に追いやられていたプロレス中継をビデオデッキで録画し、勤務を終え夕食用の弁当買って帰宅後、録画した中継を見ながら晩飯を喰らい晩酌をする……そんな生活を独身時代は送っていた。

 

 その頃だったかな、件のロードウォリアーズが全日本プロレスで大暴れしたのは。アニマル・ウォリアーはモヒカン、そして相棒のホーク・ウォリアー頭部中央にバリカンをかけたような“逆モヒカン”で、ゴングを持たずに狂ったように相手に突進しコテンパンに打ちのめす……そんなファイトスタイルに圧倒され、「とても日本人選手は叶わないだろうな」なんて観ていて思ったものだった。

 

 それから戦いの場を新日本に移した際、アニマルが故障で長期離脱し、その後釜に佐々木健介が「パワーウォリアー」としてパートナーとなった時には、新日本の政治力に感心したものだった。それ故、後に長期離脱したアニマルではなくホークの方が心臓発作で先に急逝したのは信じがたかった。ホークの死によって事実上ロードウォリアーズは解散の憂き目に遭ったけれど、アニマルの方はあの見事な体格故、ピンで活躍していると思っていた。しかしその後の消息というか活躍ぶりが知れないまま、今回いきなり彼の訃報が飛び込んできて驚いている。

 

 ただ、あの世では既にホークが彼を待ち構えているだろう。鬼籍に入った名レスラーはいっぱいるので、アニマルもそんなあの世のプロレス界で、ホークと再び名コンビを復活させて、数多のレスラーを相手に、あの暴走ファイトを繰り広げてほしいな……合掌

 

 

アニマル・ウォリアーさん死去 日本プロレス界席巻
https://www.nikkansports.com/battle/news/202009230001274.html