神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

嬉し懐かし「スタンド・バイ・ミー」(;^_^A

 BSのBSジャパンは、いつの間にかBSテレ東に名前が変わったようで……まあ、テレ東のネット局がない広島に住む身にとっては、別に内容が変わったわけではないだろうけど、何だか民放全局を制覇したようで、何だか嬉しい(;^_^A

 

 そんなBSテレ東で、昨晩放映されたのが『スタンド:・バイ・ミー』。本作は劇場観賞を含め、何とも劇場・テレビ・ビデオで観続けた作品だが、何度観ても相変わらず、それこそ大林宣彦監督のファンタジーを観るがごとく、胸を締め付けられるような、何ともいえない感動を覚える。

 

 本作でブレイクしたのが、かのリバー・フェニックス。劇中、のちに弁護士になりながら、その正義感が災いして、いざこざの仲裁に入ったのが仇で命を失う、という設定だったが、実際の彼も、人気絶頂の時に薬物中毒で若い命を散らしてしまった。昨年、彼の弟であるホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』を観たばかりだから、その感慨もひとしおだが、劇中も、本来サブキャラながら、主人公にして原作者スティーブン・キングの若き日の分身ともいうべきゴーディを優しく見守る、アニキのような役柄を公演していた。それこぞ”人格者のジャイアン”といった雰囲気で………

 

 

 今観ると彼の不良な兄役にキーファー・サザーランドが、そして作家となったのちのゴーディー役にスピルバーグ監督作品の常連であるリチャード・ドレイファスカメオ出演しているなど、それなりにメジャーな作品なんだけど、キング独特のホラー的味付けはなく、あくまで少年の冒険物語になっているのが嬉しい(;^_^A それこそ1988年に村上修監督作品として公開された『ステイ・ゴールド』を彷彿させる内容だ。もっとも『ステイ・ゴールド』は『スタンド・バイ・ミー』より2年義に公開された作品ゆえ、もしかしたら『ステイ・ゴールド』の方が『スタンドバイミー』にインスパイアされた作品だったのかもしれない。

 

 ところで、今までこのブログで何度か書いてきたことなんだけど、この『スタンド・バイ・ミー』が、人生で初めて女性とアベックで観賞した映画だった(;^_^A。今は亡き広島ステーションシネマで観賞したんだけれど、同時上映のコッポラ作品『ペギー・スーの結婚』の結婚も興味津々だったものの、お相手が待ち合わせに遅れたため、ラストしか観られかった。ちなみにそのお相手、幻の作品『スケバン刑事広島版 狙われた生徒会長』で主人公のサキを演じてくれた子だったよ。まあ、家内に出会う11年前の話なんで、“浮気”にはならないだろう(;^_^A

 

 一本の映画を観るだけで、その作品にまつわる自分の思い出が次々と脳裏に浮かぶ。だから、旧作の観賞も人生にとっては大切だ(;^_^A

 

 そうそう、本作の一番の見どころは、ジョン・レノンならぬオリジナルのベン・E・キング熱唱による主題歌「スタンドバイミー」で、英語の歌詞ながらそれとなくフルコーラス歌えるんだけど、これもテレ東のなせる技が、しっかり途中でFOしてしまったよ(;^_^A