プロ野球は開幕するというけれど……
ホント、久しぶりに野球のネタです(;^_^A
新型コロナウイルス禍で今年度の開催が危ぶまれていたNPBだが、今月中旬辺りから無観客による公式戦からシーズンをスタートするのだそうだ。この”中旬辺り”という言い回しからわかるように、今シーズンに限っては、あまりプロ野球に関心がわかない。
勿論例年はプロ野球に熱中し、それこそ毎晩一喜一憂……否、一喜“五憂”ぐらいしながらペナントレースの行方を見守っている。例年、もう今時分なら、職場から帰宅途中のカーラジオでは、月曜日以外決まってナイター中継を聞いていて、広島人の習性で「ラデツキー行進曲」を聴くとパブロフの法則の如く野球のことで頭がいっぱいになり(「RCC、カ~プナイ“ラ”ー!」by小林克也(;^_^A)、自宅に戻っても大体9時までは野球中継をはしごしてみる、なんて生活を送ったりする。しかし、今年止むを得ずプロ野球のない生活をここまで送ってきて、逆に上記の“五憂”とか、地元広島でいえばズムスタの入場券を求めての喧騒を考えなくてもいいことの心地よさが身に染みてわかったような気がする。だから、今更開幕しなくても、今年くらいなくてもいいんじゃない、って思いに駆られるのである。
もっとも、この開幕を一日千秋の思いで待ち続けた数千万単位の人々や、仮に1年間開催されないことによって各球団が被る損失のことを考えると、自分のような“センチ”な考えは、あくまで個人的な願望でしかない。それに、おそらく開幕したら、すっかりペナントレースにのめりこんで、結局「一喜“五憂”」に陥ってしまうんだろうしね(;^_^A それに、開幕を求めるファンの気持ちは、ついこの間まで映画館の自粛解除を同様に一日千秋の思いで待ち続けた私の気持ちと変わらないはずである。映画がよくてプロ野球がダメ、っていうのもおかしな話だし……
ただ職業野球とはいえ、アマチュアスポーツが軒並み延期から中止の憂き目に遭い続けている以上、どこかわだかまりを持ちつつ、ペナントレースを見守ることになりそうだ。