『アイドルスナイパーNEO　バトルオブプール』in広島発ヒロインアクションまつり2018

　ヒロイン映画に主演女優ライブを交えた飛び出す立体上映イベント「広島発ヒロインアクションまつり2018」、開催まであと３日となりました。シネマペロ(東京）さん提供の招待作品紹介、その末尾を飾るのが、この作品です！(^^)

『アイドルスナイパーNEO　Target２　バトルオブプール』

　アイドルスナイパー・一文字沙也加に与えられた次なる指令は、日本最大の武器商人・氷室京一の殲滅。プールサイドの芸能パーティーに紛れて任務を遂行する手筈を整えたまでは良かったが、そこには彼を守るべく、配下の構成員は勿論のこと、彼に雇われた数多の凄腕スナイパーが陣取り、まさに“要塞”と化していた。そんな敵陣に、ＭＣに扮して先に潜入した相棒・滝の手引きによって、助っ人のヌンチャクスナイパー･ショウコとたった２人で乗り込む沙也加。銃弾が、武器が、そして鉄拳が飛び交う“戦場”と化したプールサイドで、果たして沙也加は無事ターゲットまでたどり着くことが出来るのか？

　『アイドルスナイパーＮＥＯ』第二話にして、今夏の東京公開に先駆けて、この度この広島の地で封切られることになったアクション巨編。前作の緊張感から解放されたかのように、激しいガンアクション・拳法が冴えわたる。

　登場するスナイパーたちも、「巫女スナイパー」「ギロチンスナイパー」「剣劇スナイパー」「バトントワリングスナイパー」と百花繚乱！　美しさの中に残虐性と闘志をたぎらせながら沙也加らに迫ってくる。一方、氷室護衛の男構成員たちも何とも個性的。強面ながらコミカルな一面を持つリーダー格の男を筆頭に、活きのいいメンバーが集結。また無惨にも“宇宙ギャオス”と化してしまう（←この例え、昭和世代ならわかりますよね(;^_^A）哀れな構成員も印象的である。

　また本作も「vsパンダスナイパー」にまさるとも劣らない、“昭和世代”の心を掴んで反さない、数多の映画・ドラマ（時代劇も？）への限りなき愛情とオマージュが散りばめられている。中でもかの「空飛ぶギロチン」があの神経を逆なでするような効果音もリアルに再現して登場するのは特筆モノである(;^_^A　“昭和世代”はそんなオマージュをどれだけ見つけられるか、を競うのも面白いかも知れない。

　凝縮された凄まじいアクションと“やり過ぎ”の可笑しさに充ち満ちた、娯楽アクション映画の金字塔！！