神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『虎狼の血』と「灰ヶ峰」

 正月三が日最終日の3日は、家族サービスでドライブ。前2日は外出しなかったこともあり、この日が今年の初運転。当初は山口の方角へ向おうとしたが、道路がかなり混んでいたので、急遽年末に行ったばかりの呉方面に足を延ばすことになった。

 

麓より臨む灰ヶ峰

 

 とはいうものの、あまり変わり映えのしないところにいっても、と考えて、久しぶりに呉の最高峰・灰ヶ峰に登ることにした。呉に来るたびに見上げる灰ヶ峰なんだけれど、こうやって山頂に登るのは。娘たちが生まれる前以来なので、十数年ぶりのこととなった。久しぶりに走る登山道は思ったより急で険しく、再来年に“成人”を迎える愛車にとってはかなりきつい道のりだたようだ(;^_^A

 

近くで見るとレーダーはこんな感じ

 

 抜けるような晴天にも恵まれ、灰ヶ峰の山頂から見下ろす街の様子はまさに絶景だった。灰ヶ峰の山頂といえば、かの呉を舞台にした映画『虎狼の血』のロケ地にもなった場所だが、確かにここから街を見下ろすと、「呉を手中に収めた」ような妄想に駆られてしまうかもしれない、特にヤクザ渡世の世界ならば猶更だ。

 

 

 

 

 それにしても、この『虎狼の血』シリーズにしても、アニメの『この世界の片隅に」にしても、昨今広島県南部のこの都市が脚光を浴びている。『この世界の~』はともかくも、『虎狼の血』の方は、内容が内容なだけに、市民の反発の一つでも起きそうなものである。かつて『仁義なき戦い』シリーズによって広島=暴力団のイメージ出来上がることに市民が反発したように。しかし呉市の場合、わざわざ『虎狼の血』のロケ地マップまで準備するなど、もろ手を挙げて歓迎しているようである。まあ、この件に関しては、市民の意識が習熟したこともあろうが、「何が何でも町おこし」の意識が根底にあるのだろう。まあ、やたら倫理観をひけらかし細かいことい目くじらを立てるよりよっぽど健全だと思うけどね(;^_^A

 

 それはそうと、最近歳を取ったせいか、「十何年ぶり」とか「数十年ぶり」に訪れた場所には、今後生きて再び来られるだろうか、なんて考えてしまうことがしばしばある、今回も「十数年ぶり」だったから、今からさらに「十数年後」に果たしてこうやって車を運転してここまでたどり着けるのか、なんて思ってしまう。よって、今の身にとっては、この灰ヶ峰に限らず、常に「一期一会」のつもりで、いろんな出来事に思いを馳せている、っていうのが実情だ。だがら今回も、この眺望をしっかり目に焼きつけて、いっぱい写真を撮って、再び下界に帰っていったのであった(;^_^A