長月最後も「映画黄金週間」は続く - 神宮寺真琴のつぶやき～TBossのブログ～

　今日で今年の長月９月は幕を閉じる……そんなわけで、先月の『YOSHIKOを探せ!!』スタッフキャスト初顔合わせ辺りから始まった、暑い夏の、我が映画人生"黄金週間”は未だその中をまっしぐら！　来る10月７日の「広島殺陣フェス2021」での『YOSHIKOを探せ!!』上映の瞬間まで続く……(;^_^A

　実は当初の予定では、本作のロケを出来るだけ８月中に終わらせるつもりで企画を進めてきたが、なかなか人選がうまくいかず、また日程調整も難航して、本来ならばロケを予定していた23日も、結局半日日程で顔合わせしかできず、当初は物理的に可能とはいっても本来ならば有り得ない、「午前中ロケ午後から夜に駆けて上映会」を強行することで、何とかクランクインを果たした。しかしながら実質的にロケの中心は９月になってしまい、それも半月近くかかってようやく一段落。その後さらに新型コロナ禍であてにしていた施設が休館、結局「殺陣フェス」上映に向けての最後のロケを上映４日前の３日にせざるを得なくなってしまった。

　でも考えようによっては、いろいろやきもきしたとはいえ、のべつ幕なし映画制作のことばかり考えて過ごしたこの９月は、実は映画人にとって冥利に尽きる事態ではなかったか？　締め切りが決まっていて、時間に追われる日々では焦りやしんどさばっかり感じてしまうが、冷静になって考えてみれば、あれだけ撮りたかった映画を、またもや”他力本願”で撮れて、しかも我が手の中には、撮影済みの映像がたっぷりある。そして編集も音入れも、本来体力勝負の撮影現場よりも好きだったんじゃないか！