神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

“失われた”2020年と訣別を……

 いよいよ何かと“お騒がせ”だった、っていうか受難の2020年が幕を閉じようとしている。例年ならば、今日はその一年を振り返る機会にしているが、こと今年に限っては、何が出来たか、ではなく、何が上手くいかなかったについて言及してみる。

 

 1月は、出張先でインフルエンザに罹患してしまい、数年ぶりに仕事に穴をあけてしまった。2月には予定していた東京出張が、直前に新型コロナウイルスの影響による主催者の中止連絡で、なくなってしまった。もし実現したら、勤務時間外の夜に、『アイドルスナイパー』稲葉監督のネットTV「K-Station Movie」に飛び入り出演したかもしれなかったのに……(結局その後「K-Station Movie」も同様の理由で中止に……)。3月は、かねてより計画していた「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり2020年春期」が、これまた新型コロナ禍で延期の憂き目に遭ったしまった(以後、原因はすべて新型コロナウイルス禍)。5月には、期待していたマーベルの『ブラック・ウィドウ』の封切が延期になってしまった(その後11月6日封切となったがそれも再延期で、結局現時点で来年4月29月となっている)。6月には同じくヒロインアクションの金字塔『ワンダーウーマン1984』の封切が延期になった(こちらも一時は10月9日封切となったがそれも再延期となり、結局12月18日にようやく日本国内封切が実現した)。また職場のイベントが一つ中止になってしまった。9月には、これまた期待していたヒロインアクション『ムーラン』が上映延期になったどころか、劇場公開断念→有料ネット配信のみとなってしまった。また3月の公開が延期になっていた「ヒロインアクションチャンピオンまつり」の9月再開催の予定が、またもや延期にせざるを経なくなってしまった(再々開催日未定)。二度にわたる同一上映会延期は前代未聞である。10月には、6月に続いて職場のイベントが中止になってしまった。

 

 今更ながら、日付も空しい、000幻の「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」チラシデザイン2種。

 

 このように、この一年、私のみならず世界中の、というか人類に、新型コロナウイルスはこれ以上なく暗い影を落としてしまった。しいて言えば、あの欺瞞に満ちた東京五輪が延期になったことぐらいが、一服の、そして唯一の“清涼剤”だったくらいか……。昨年度末、まだ「中国・武漢の新型ウイルス」なんて“対岸の火事”のように考えていた頃が懐かしく、また恨めしい。2020年という、キリのいい、そして何か挑戦できそうな雰囲気(by『ウルトラQ』第19話「2020年の挑戦」)を醸し出していた年だったのに、挑戦どころか何もできない……っていうか生きてゆくのに精いっぱいな年になってしまった。また、この災厄は来年も続きそうなので、プロレスラーの鈴木健想のではないが「明るい未来が見えません!」といった状況が、これからしばらく続きそうである。それこそ「機動戦士ガンダム」予告編の名台詞(キャッチコピー)「君は、生き延びることは出来るか」状態である。

 

 そんな2020年も、間もなく幕を閉じる。これから10年後、20年後、この人類世界が続いていたならば、この「2020年」は極めて特異な年として、人類の記憶に残るだろう。もしかしたら「2020年」をテーマにした映画・ドラマが制作されるかもしれない。その折はこの時代の象徴として、登場人物はみなマスクを着用して出演するのだろう。まあ、その頃になれば、この忌々しいマスク常備の生活も、懐かしく思うことになるのかなぁ………

 

 今年は結局のところ、年度当初目標にして、以後何度も連呼してきた「挑戦」に関しては、年末ぎりぎりになってようやく一つほど進行し始めた。勿論年内に片が付くものではないが、少なくとも間近に迫った2021年には、少しは明るき希望となりそうな「挑戦」である。また来年も、生き抜くこと自体が「挑戦」といっていい日々がしばらく続くだろうか、ちょっと今年は過剰に“自粛”してしまったきらいがあるので、こんな時こそもっと大胆に、そして細心の注意を払いながら、仕掛けていきたいと思うね。